昨日のヤマセミカワセミの一緒画像は結構反響があって驚いている。普段行く近所の野川などでは絶対にありえないのだが、ヤマセミが街中を飛ぶ(昨年の洪水以来消えたというが・・)人吉市で毎日球磨川を観察すれば1週間に一度や二度は遭遇できる現象だ。
今日も高尾山登山の筋肉痛から完全に戻っていないので、朝から夕方までパソコンデスクで作業を重ねたが、作業をしていて頭の中で描く「ヤマセミカワセミ」の各ページ用の似た動作、生態画像は意外に多いので驚いている。
多分、カワセミを綺麗に撮影をされている方々には「何だ、俺の方がもっとましな写真を撮っているぞ」と言われると思うモノばかりだ。筆者の生態中心の「瞬間」ばかり狙った写真とはコンセプトや撮り方が違うから仕方がない。
しかし、その写真に写っている動作や生態と同じヤマセミの写真が、世の中に数多く存在するか否かを考えて欲しい。
こういう意図で画像を集めにかかると圧倒的にヤマセミの画像の方が多い筆者としては、カワセミの写真をもっともっと撮っておくべきだったと反省しきりだ。
例えば、ヤマセミの中でいつもダイブした後、水中からズドーンと飛び上がる癖を持った個体が居た。ヤマセミ全てがこうではなく一般的には水から上がった瞬間横に飛び始めるのだが、この個体だけは癖なのだろう、潜水艦から発射されるかってのポラリス・ミサイルのように真上に上がるのだ。
カワセミも同じで、なかなか真上にずどんと上がる個体はそう多くない。で、数あるカワセミのダイブ上がりの画像の中から似たようなものを選ぶとなると、どうしても限られてしまうのだ。
2011年の撮影、人吉市の球磨川で。まだ撮り始め初期だったので感動した。
千葉県の名刹の池で今年2021年。これなど一番近いかもしれない。
これも同じ池で。
向きが違えばいくらでも似たような画像は存在する。
これらが正面であれば良かったのに・・と思うことしきり。こちらは明治神宮。
撮れた野鳥の画像をこういう意図で探す筆者自身、「お前は何をやっているんだ?」状態だが、人があまりやらない事をやる密かな喜びがこういう所に存在するのだ。