2021年9月19日日曜日

素人なりに自民党総裁選挙の報道を観てみた。 The baby-boomer generation watched the news shows of the LDP presidential election.

  昨日は日本記者クラブでの4候補の討論会があった。最近はネットでリアルタイム放送が有るのでじっくりPCで観てみた。

 先日の出馬記者会見での各候補も観た。これらを注視しての団塊世代が思う今回の自民党総裁選に関して述べてみたい。

 先にお断りしておくが、筆者は自民党党員でもないし、誰か個人的に知っているとかは全く無い。かっての首相・小泉純一郎氏が親類の同級生で筆者もお逢いして握手したことがあるという程度。したがって一般的にTVで観る政治家さん達に関して個人的な家庭環境だの彼ら個人的な好みや趣味は知らない。

 昨日の日本記者クラブでもそうだし、一昨日の出馬記者会見でもそうだったが、今回の4名の個性というか、コミュニケーション能力含めて少しづつ各人の差異が見えて来た。

 まず、一昨日の出馬会見で己の言いたい事を資料も原稿もなくスラスラと述べていたのは高市早苗氏と河野太郎氏で、残りの岸田氏野田氏は資料を読むような場面、噛むような場面があったのは少々気になった。事前のイメージトレーニングの完成度の差が出たかもしれない。

総裁選立候補者4名の最初の出馬記者会見。

 更に昨日の日本記者クラブでのやり取りを聞いた後、席を立つ4名を観て驚いた。岸田、高市、野田の3候補が資料や書類をたくさん抱えて席を立ったのに対し、河野太郎氏は何も持たず席を立った。資料はすべてスマホに入っていたのだろうか?それとも彼の脳に入っていたのだろうか?

昨日の日本記者クラブでの討論会終了後の姿。

 この辺りをメディア・マスコミはどう見ただろう?全国の自民党員はどう見ただろう?もちろん派閥の束縛はあるだろうが、自民党の衆参議員たちはどのように見ただろう?

 派閥・数の論理や主張内容の好き嫌いだけで勝ち馬に乗ろうとするのではなく、自分たちのリーダーにふさわしい資質・スキルを持っているか否か、果たして投票権を持っている自民党関係者個人個人はこれらを判断できる頭脳を持っているだろうか?

 自分たちで選んだ総裁が総理首相となり、すぐ始まる衆議院選挙に使用する選挙ポスターに自分と一緒に写る訳だ。菅首相の不人気で自民党の支持率が下がっている中、今回選挙で大幅に議員数を減らしそうという予想が高い中、「自分だけは当選!」を考える当落線上の議員たちは派閥がどうのではなく「私個人」の事で頭が一杯だろう。

 我が友が政治家を評してこういった。「田中角栄は政治世界をコンピュータ付ブルドーザーで動かした人だ。小泉純一郎はオープンのアメ車に乗ってカーステレオでプレスリーを流しながら動かした人だ。安倍晋三は映画に出て来るような黒塗りのワンボックスのCIAカーで隠密政治を行った人。で、菅義偉は軽トラで農機具を積んだまま政治を動かして大雨(=コロナ)でぬかるみにハマってしまった人だ・・・だそうだ。

 このような環境下でメディアや政治評論家が勝手に予想するように、長老たちや派閥の指示通りに議員たちが票を入れるか否か、状況を注視したいと思う。

 もちろん自民党総裁選に関しては党員でもない団塊爺の筆者は選挙権がない。しかし、その後の衆議院選挙には強力な清き一票を持っている。団塊世代の横のつながりも固い。

 今回の総裁選盛り上がりは小泉純一郎元首相のデビューの際とは違う熱気だ。今までのベテラン・長老たちの「群れが造る順ぐり政治」から一気に若手の政治家に世代交代する今回の総裁選、記者会見や討論会を観ていると個人的には終わったオリンピックよりはるかに面白いと思う。

 著名な政治評論家は殆どが候補誰かと何処かで繋がっていて色が付いていると思って間違いない。決して公平な評論はしていないとみて良いだろう。新型コロナの話と同じでテレビで評論家たちが言う事を視聴者たちはそのまま鵜呑みにしがちだ。事実は別にあるのに。

 ぜひとも外人記者クラブで、すべて英語で昨日の記者クラブのような討論会を行ってほしい。日本語は同時通訳で良いだろう、発言内容も昨日の日本記者クラブでの発言とそう違わないはずだし・・。むしろ英語で外人たちを笑わせるジョークや、納得させ唸らせるコミュニケーションが出来るか否か観てみたい。

 今までの総裁選と一番何が違うか?

 それは、4候補者全員が英語とITスキルを持っているという事だ。未だかって総裁候補で語学堪能な者が数多く出たことはない。それに今まではITスキルはまだ関係なかった。

 これからの総裁・首相は語学堪能・IT堪能、インターナショナルなスキルが充分あるものでないと務まらないだろう。デジタル・コミュニケーションを日常的に行えなければ国民について行けまい?その点で言えば石破氏が立候補しなかったのはその辺りの時代の流れを感じたからかもしれない。

 総裁選が最初の1回で決まるかどうかわからない・・とメディアは盛んに発信している。

 もし初回で過半数を得る者が出ず、1位2位の決選投票に成って最初でトップを撮った候補がベテランや派閥の「数は力、力は正義」の論理で負けることが有り得た場合、逆転で初回の2位が総裁になる様であれば世の中は自民党に相当落胆するだろう。

 「やっぱりそういう仕組みか?自民党も変わらないな・・。」で、間違いなくその先の衆院選で自民党は相当票を失うだろう。国民は多分相当な執行部若返りを期待しているのだと思う。先週まで権力を握って来たベテラン・長老たちに一斉に隠居してもらい、若手で自民党を全く変える・・・、其処までの覚悟が全国の自民党員・議員たちにあるか否かしっかり見ていきたいと思う。