新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言が2週間延長された。日中の人出がどんどん増加し、心理的にも自粛気分が失せて新型コロナ禍以前の状態に戻りつつあるのに、抽象的・精神的なお願い、協力要請ばかりの政府や都庁。何かがオカシイと思わざるを得ない。
この科学の時代に「2020東京オリンピック開催が『人間がコロナ禍に打ち勝った証』」だ」」なんて、未だに蒙古襲来は神風のおかげで撃退できた・・などという考え方に等しいのではないだろうか?
一年前からこのブログで幾度も繰り返しているが、この新型コロナウイルス(=COVID-19)に関するメディア報道がある意味メチャクチャだから、国民が一体何を信じて、何を参考に身の保全を自主防衛すれば良いのかが判らないのではないだろうか?
筆者は昨年の春からこのブログで私信を投稿しているが、コロナ禍に関するメディア報道は既存メディアマスコミに加え、SNSなどネット記事においても玉石混淆、未だにメチャクチャな状態だと思う。
昨年の3月頃から海外駐在の自称ジャーナリストの記者が、ロンドンやニューヨークが地獄の有様で大変だ!日本も東京も2週間後にはこうなる!覚悟すべき・・・。とネット記事で騒いだが、全然そうならなかったことは誰もが知っている。その記事は一体どうなった?情報発信した自称ジャーナリストたちは反省して謝ったか?その後のフォローをしたか?
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00119/032700010/
全然そんなことはなく、今は記事そのものが消去されてしまって、無かったことにされているケースが殆どだ。恥ずかしい話だ。
メディア・マスコミの記者自身がパニクって、何の裏付けもない医学的エビデンスもない記事をバンバン流して混乱させているのが、今のメディア・マスコミなのだろう。
マスクを二重にすれば完璧だのと流したTVワイドショーやSNSも多かったが、昨日のニュースで我が国のスーパーコンピュータが解析したら1枚でもきちんと付ければ充分で、2枚してもあまり効果に差はないと出た。実はこれってマスク製造メーカーや販売店の売り上げ増を狙った火事場泥棒に近い陰謀だったのではないだろうかと思えるほどだ。これを推奨したアメリカのCDCの情報を鵜呑みにした日本のワイドショー、その他メディアは大恥をかいたわけだ。
https://www.asahi.com/articles/ASP34632GP34PLBJ003.html
その件で、2枚必須と叫んだCDCが、今回のスーパーコンピュータの結果をどう見るか、どうコメント出すかが見ものだ。
一方で、相も変わらず連日新規感染者数が下げ止まりになっていて・・・って、いずれ全国に蔓延して、ウイルスの感染力が下がる事で既存のインフルエンザのような季節感染症に成れば落ち着く訳なのだから、もうそろそろ安定期に差し掛かっているのではないだろうか?
多くの感染症(本物の)の専門家の発言は「変異ウイルス」の出現を含めて、「想定内」という余裕を筆者は感じている。
高齢者の死亡率が上がってきているので、まだまだ危険とか言って危機感を煽っているメディアもある様だ。しかし小学校の算数でも教える統計と確率もをベースの考えれば数字上そう見えるのは当たり前なんだということくらい判ろう? http://www.ec.kansai-u.ac.jp/user/t902375/toukei/about/index.htm
此処にいろいろな情報源から、年齢別死亡者比率のグラフを探し出してみた。TVの無能な素人コメンテーターが並んでいるワイドショーなどで、これらのデータを出してきちんと説明している所があるだろうか?新型コロナウイルス感染症は、既に一般の風邪やインフルエンザと同じようなレベルに成りかかっているという判断がどうしてできないのだろう?
既にこの新型コロナウイルスは感染しても持病や基礎疾患の無い健康な若者が、突然重病化し死に至ることは無いのだ。若者達は当の昔にこれらの情報を各自・検索分析・理解しているからこそ街に出ているのではないのか?
ただ漠然と自粛に飽きたから、我慢できずに出歩き始めていると諫めるような報道は事実と違うのではないだろうか?
メディアの叫ぶ危機アジテーションだけ真に受けて、縮み上がっているのはもう止めても良いような気がするがどうだろう?厚労省の今のところの最新データがこれだ。
こんな単純な事も理解せず、TV報道、ネット情報、友人からの伝達情報などを鵜呑みにする人々が余りにも多すぎやしないだろうか?今、何が危険で、何が安全なのか?どうやって日々を暮らせばいいのか、もう一度情報を精査して自分の生きる道=筋を見直すべきではないだろうか?