2018年4月27日金曜日

フクロウの驚くべき採餌行動その3.ネズミ捕獲。 Fantastic feed behaviors of Ural owls Part 3. Catch the mouse.

  捕獲したネズミを太い横枝の上で食べるのかと思いきや、こちらの大口径レンズの反射と気配を察し嫌がったのか、数秒間こちらを目視しておもむろに獲物を足でつかんで飛び去って行った。

 じーっとこちらを凝視した時の目はあのシュワルツェネッガー主演のプレデターの怪物のように思えた。
 しかし、野鳥の中でも大きい方に属すると思われるフクロウなので、生き物の少ない樹林帯の奥での存在感は非常に大きく感じた。
 最近よくあるフクロウと触れ合う喫茶店などのフクロウ、ミミズクとは違って、完全野生の一部に接する事が出来て今回は本当に「野生との出遭い」に感謝している。
 誰に「どこどこに何が出たぞ!」とかいう連絡を貰って行く探鳥行も大変ありがたいが、行った先で偶然出会う、自力で発見する探鳥行を今後も続けていきたい。
 
獲物のネズミにむさぼり付いているように見える。

時折持ち上げて、ネズミをぶらぶらさせていた。

と、ある瞬間!こちらを「キッ!」と見て動かなくなった。あの映画プレデターの化け物に見つかった時の感じに似ていた。画像は枝かぶりだが修正処理などは全く必要ない迫力を感ずる。

次の瞬間!大きな足で獲物を掴み飛び去って行ってしまった。

樹林帯を抜けて飛んで行ったが、

一瞬開けた所で全体を摂る事が出来たがこの1カットだけだった。また何年か後に出遭えることを期待して筆者は満足感と共に誰もいない森の奥深くで余韻に浸るのだった。