ウクライナのゼレンスキー大統領の国会演説をLiveで観た・聴いた。日本が同じような立場にあった時、日本の首相は同じような事を出来るだろうか?まず出来まい。
著名な大学を優秀な成績で卒業して成った(~と思われている)我が国の今までの首相級人材たち、コメディアン上がり、映画そのままにまさかの大統領になったゼレンスキー氏とは雲泥の差のような気がする。
ウクライナ大統領の行蔵を見る限り、リーダーシップを持つ力強い為政者は、高学歴だの家柄・閨閥よりその人の覚悟と資質、国と国民を思う「精神と心」が大切だとしみじみ思った。過去・現在の日本の首相たちと異なって、コメディアン上がりのよどみない弁舌の巧みさは勿論だが、国と国民を思う「言葉と表情」の威力が此処まで強いと少し感動した。
ウクライナに対するロシアの暴挙を見るにつけ、万一我が国に対する隣国の暴挙が同じように始まった時、日本の首脳たちはどうするだろう?「とてもやってらんない」とすぐに辞めてしまうような気がする。今まで「紛争は武器を捨てて会話で解決!」と叫んで来た方々はどうするだろう?
筆者は今回のロシアによるウクライナ侵攻が始まった3日後、2月27日のこのブログでこう書いていた。
『ネット、SNSが20年前とは全然違う現在の情報拡散の速さがこの事態を収めるのではないか、つまり民衆のデジタル・ネット経由のSNS意見・反応・行動がアナログ兵器・武器に勝る世界最初の「事変」であってほしいと願うばかりだ。
具体的にSNS、スマホによる全世界への情報拡散、衛星監視などのITハイテクによる状況分析で世界がウクライナを応援すれば、人間による戦車やミサイルなどの火器・武力に通信機器・監視カメラ・無人兵器が勝つ歴史上はじめての戦争に成るかもしれない。』
侵攻が始まって1か月が経った3月24日の今、それが現実に成ろうとしている事に驚愕を覚える。
野鳥の話にしよう。
10年間ヤマセミの生態を観察して来て、2月~3月の巣造り、求愛給餌、交尾、一連の流れを観察できなくなって2年が経った。理由はご存じの球磨川洪水被害だ。
数年前の画像だが、シラスの壁ではなく赤土の壁にセッセと夫婦で巣穴を掘るヤマセミのつがいの様子を観察した。今日のブログはその際の作業の模様。