コロナ禍の連休、昨年に比べて人の出が数倍になっているという。相変わらず行楽地に向かう高速道路は渋滞し、気候急変で吹雪になった山岳地帯では遭難が相次いでいる。あれほど雪が無い!すわ噴火か?と野次馬メディアを騒がせた富士山も連休の今は首都圏から見れば真っ白だ。
電車から見た都心は人も車も非常に少なく、まるで1959年スタンリー・クレーマー監督、グレゴリー・ペック主演で上映された映画「渚にて」の1シーンを彷彿とさせるような状態だった。
しかし、週末恒例の研究所通いから戻り、いつもの野川へ愛犬散歩に行って驚いた!ガラガラの都心と比べて人の出のなんと多い事。普段平日走ったり野鳥観察をする野川公園~~武蔵野公園エリアは殆ど人が居ないのだが、昨日の午後3時、まるで都心の休日公園状態!もちろん公園ではあるのだが遊具や売店などは一切なくトイレも300mに1カ所程度の森林公園に近いのだが、一瞬、此処は何処?テーマパークか?状態だった。
アウトドアショップやホームセンターのレジャー用品売り場で購入した簡易テントやグランドマットを広げ、寝転んで「アウトドアごっこ」を楽しむファミリーで一杯だった。それも購入した値札やタグを付けたまま・・・。
そうして喧騒の野川公園から住宅街を戻る際、一羽のツバメに遭遇した。鳴き声ですぐに判ったのだが電線に留まっている姿をコンデジで撮影しようとカメラを向け、いつも野鳥にするように手を振ったら、何とこちらへ飛んできて頭上3m程を尾羽を広げてホバリングするようにゆっくりと2周した。
ツバメは幼鳥が巣立つと、その幼鳥の後ろにぴったり付いて飛行訓練を行う。これは住宅街だろうが商店街だろうが、人が往来する道路上でも平気で行う。
まるでその時の親鳥のように筆者の頭上を三周してまた電線に戻ったのだ。で、ジーッとこちらを視ている。とても不思議な気持ちになった。一体何だろう?画像は捨てて片手でコンデジオートで撮ったのでピンボケも甚だしいがご容赦願いたい。雰囲気だけ判って頂ければ嬉しい。