2020年7月26日日曜日

続・団塊世代は終の棲家・部屋を大切にしたい。 The baby boom generation wants to cherish the last house and room again.

 男の隠れ家かよ?と仲の良い友に言われてしまった昨日の団塊世代・終の棲家・部屋ご紹介、今日は日曜日、その部屋でくつろぐための演出・雰囲気づくりの話。

 これはもう千差万別、個人の好みで全然変わる。良い悪いの問題ではなく、好き嫌いの問題だ。だから人の部屋のスタイルをあれこれ批評。評論するのはお門違いって訳だ。人の部屋をやいのやいのいう御仁は、まず「自分はこういう理念、こういう考え方、こういう好みなのでこういう部屋に住んでいるんだけれど・・・。」と言ってから他人を論じたり評したりしてほしい。

 テレビを観ていても自分の事を棚に上げて、人の事をあれこれ非難する人が最近多すぎる。評論家だから許されるって事もなかろう。このあたりの話はまた特集してみたい、映画製作に携わったこともない人が「映画評論」したり、楽器を何も演奏できないのに音楽アーティストの出来・不出来を論じたり、治水・河川の自然を知りもしないでダムが必要だのダムに寄らない治水が必要だの論じたりしすぎではないだろうか?好き嫌いを言うのはまだ良いが、技術や出来栄えを上から目線で評する御仁は大嫌いだ。
 
 で、昨日の続き。欲張りな筆者、最近は一日7~8時間以上デスクトップのパソコンの前で何かしら作業している。音楽もイヤホンではなく40㎝のウーファーとツウィ―ターから出てくるドスンという音を聴きながら時を過ごしたりする。デスクトップパソコンですら3Dステレオでズズーン♪と結構しっかりとして音でYoutubeも演じてくれている。

 エレキ(古いなぁ!)もリッケンバッカーにグレッチにモズライトを所有し、一時は素人ながらバンドのメンバーでもあった。

 レコードコレクションもオールディス中心に輸入盤LP3,000枚以上棚に並べている。あまりにモノが溢れているので、この部屋に来る人間からは「おいおい、倉庫の中みたいじゃん?」と良く言われる。ヤマセミ撮影が主なカメラ群は階下のカメラバッグ3個に分散しているし、保湿器(=乾燥器)の中にレンズを入れて保管している。

 こういった部屋なのでいくらSimple homeなどという憧れのインテリア デザインを紹介する洋書に憧れて参考にしても、絶対にそうならない。倉庫用の別宅でもあれば話は別だが・・・。
で、そういう事に成る事を予想して部屋の間取り、窓の作り方を工夫してこの部屋の演出をしたつもりだ、もっとも今から20年前の話なのだが、未だにこのスタイルで行けているのは良かったという事だろう?

 横浜の大学時代からVANの宣伝部に入社したころの自分の部屋。この頃はインテリアデザインの関係へ進もうと思っていた。壁面の上の2枚は自分の絵(水彩画)

 自然光と緑が好きなので、出窓の外にはクスノキが植えてある。楠である理由は思い入れの深い熊本県に多い樹であるとともに、樟脳を作る樹なので毒虫が付かない利点がある。楠にはせいぜいアオスジアゲハの幼虫が付く程度だ。窓に接して窓を開けておいても虫が部屋の中まで這って伝わってくる恐れが無いのだ。

 同時にロフトには天窓(開閉可能)をつけて流星群を観察できるようにした。しかし夏の夜の武蔵野は都心の明かりが雲に反射して一晩中明るく、セミやカラスが夜じゅう鳴き止まず、意外に心地よくなかった。おまけに昨年はデンマーク製の天窓ユニットから雨漏りが発生!自分で修繕するのに大変だった。あまりに開閉頻度が高かったせいだろうか? その道のプロの友人(同僚)のアドバイスに従い、しっかりコーキング材で漏れ止めを施し、外から葦簀を張って遮光・防水をしたため最近の長雨にもビクともしない。

 うたた寝をしたり、読書をするに最高と思って英国ローラ・アシュレイのカウチ(オットマン付)を注文しもう20年以上リラックスコーナーとして活躍している。そのローラ・アシュレイも2018年に日本から撤退後再上陸の予定だったが、コロナウイルスの影響で英国本国で破綻だという。しかし名門だけに復活するだろう。

 仕事で貰ったバドワイザーのネオンサインも時々点けて雰囲気だけ楽しんでいる。アルコール分解酵素がゼロで筆者はビールも飲みゃしないのに・・・。

インテリア コーディネィト系の洋書がどんどん増えていった時期がある。

 展覧会の図録と洋書はいつの間にか段ボール8箱にもなり、重くて今や別の部屋に積み上がっている。これが極限に達したので「断捨離・終活」に成ったという訳。過去1年間に読まない本は二度と読まないし、過去1年間一度も袖を通さない服はこの先二度と着ないのだ。これが断捨離の判断基準。捨てるかあげるか、レコードと共にこれから考えよう。