2018年11月23日金曜日

ヤマセミのホバリングはメチャクチャ面白い! Hovering of Crested Kingfisher is so funny !

 人吉の球磨川ではカワセミもヤマセミもホバリング(空中停止飛行)して狙いを定めてからダイブして採餌するケースが非常に多い。

 理由は球磨川の川幅の広さに在る。球磨川の水面の川幅が一番広いのが実は人吉市内中心部なのだ。人吉市より上流部は川辺川と球磨川本流になるが、堤防から堤防までの河原を含んだ広さは広くても水面の幅が150mもあるのは4本の道路橋と1本の鉄道橋が架かる市内中央部となる。

 そこで、ヤマセミやカワセミが採餌するにはどこか高い所から水中の獲物を見定めてダイブしなければならないのだが、せいぜい横に長くロングジャンプをしても50m(カワセミは15m)程が限界。そこで、他の河川に生息するヤマセミやカワセミと異なって球磨川流域では自ずからホバリングからのダイブが発達したと思われる。これはあくまで地域特性、生息環境によるものだろうと視ている。

 例え全国のヤマセミが同じような能力を潜在的に持っていても、それに頼る必要が無い場合は発達しないのが普通だ。人吉城址の石垣の上に立つ高い樹木のテッペンから高さ35m程のダイブをして採餌成功した生態も写真に収録できている。人吉市のヤマセミは視力も相当優れているように思う。

 しかし、連写で撮影出来たヤマセミのホバリングの様子を順に見て行くとメチャクチャ面白い!今日はそれをご紹介。
 このホバリングの後ダイブして採餌できたのだが、このヤマセミ全然水面を視ていないのが気になった。










手ブレ防止機能とカメラの秒間コマ数が増えてこそ、手持ちでこういう画像が撮れるようになったのだ。