昨年の7月頃自費出版した写真集「江津湖の野鳥」が第16回日本自費出版文化賞にグラフィック部門で入選したようだ。2006年の世界女性スポーツ会議で運営参加した時に海外からの女性スポーツ・オピニオンリーダーに蛍を見せに江津湖を案内した時からその素晴らしさに気が付いたのがきっかけ。
そのたたずまいと野鳥の数の多さに感動して数十回通って撮影した野鳥画像を写真集にまとめたものだったが記念に公募に応じて本を送っておいたのだが、すっかり忘れていた。生まれて初めて応募した全国的なコンテストに入選できたのは日本野鳥の会熊本県支部の山田龍雄さん、人吉の古江之人さん等、大先輩の方々のアドバイスのお蔭だ、感謝に堪えない。
正直言って、日本野鳥の会の熊本県支部は相当なレベルの野鳥研究者が大勢いる。勿論単純に野鳥が好き!という御仁も多いが、ヤマセミ、カワセミに関してはプロ級の写真家や観察者がうようよ居られるし、珍鳥、迷鳥、旅鳥発見のパワーに関しては相当高いレベルの事情通が沢山居られる。
このYAMASEMI WEB本体のギャラリーの部分でこの入選した「江津湖の野鳥」の全ページを小さく掲載し、めくれるようになっているのでご覧頂ければ幸い。
どうしても手元に本物を欲しいと思われる方は、野鳥の会熊本県支部の山田龍雄氏に相談されたい、まだ希少数在庫が有るかもしれない。
E-mail : yama-tatu@kjf.biglobe.ne.jp
WEB本文にも記載してあるが、2011年3月11日の東日本大震災で2名の写真仲間を亡くした時に考えた。撮影者が死んでしまうとせっかく撮影したデジタル画像がパソコンに埋もれたままになってしまう事実を何とか回避したいと考えた。
その結果デジタル画像をアナログの写真集に編集し、自費出版する事で何かの役に立つようにしようと思ったのが事の始まり。自分が育った熊本の為に成れば、こういう形の恩返しも有ると思ったのも一つの理由。
熊日新聞2012年6月13日掲載記事
西日本新聞2012年6月7日掲載記事
このようにメディアに報道して頂く事で、「東京から熊本に通って撮影する人間に出来るのだから、自分だって出来るに違いない」と1人でも同じように野鳥に関しての写真集や観察記録を自費出版する方が生まれ出る事を願っている。勿論これを観て全国から江津湖に野鳥撮影に来る方が増えればこんなに嬉しい事はない!
明日は週末で奥日光戦場ヶ原、宇都宮大学日光演習林へ研究の為行くのでブログ内容は別企画となる予定。