2025年9月22日月曜日

団塊世代は楽しい事の節目〃に落ちつきが無くなるのは何故? Why do baby boomers get restless at the turning points of fun things?

  今年は少し遅い秋の入り口9月もあと1週間ほど。

 人気テレビNHK朝ドラ「あんぱん」も今週が限りだし、大谷選手頑張るMLBドジャースも個人成績、チームの行く末共に目が離せない。

 そんな中、放送開始の時点から気になっていた「あんぱん」のオープニングCG。放送内容とはまるで違うタイトルに当初は違和感を感じたのだが、すぐに慣れた。

 一方、出だしの曼殊沙華の道を行く叔父と崇、それと千尋を連れた松嶋奈々子演ずる派手なお母さん、しかし道路の両端に咲いている曼殊沙華のなんと造花造花した手を抜いた背景よ!…と思ったのは即当時のブログに投稿した通り。

 タイトルの凄いCG展開にお金をかけるのなら、番組の背景大道具・小道具にもっと気を使うべきではないか?と呆れかえってFacebookでクレームしたのを昨日のように覚えている。




あれだけタイトル制作に費用を掛けているのなら、こういった曼殊沙華にももっと気を使ってほしかった。彼岸花の季節を迎えて余計そう思う今日この頃!

曼殊沙華はスッと直線で垂直に生える花なのだ!国民のほとんどが知っている。

これを造花でひん曲がった花が並んでいる地道は非常に見苦しかった。

 しかし実は、曼殊沙華のシーズンだからって花の話ではなく、今日はそのタイトルに関してのお話。

 当初から奇抜な展開のタイトルだったのだが、何故か違和感がなかった。バックの歌も最後の「万歳」しか記憶に残らない。でも、心の何処かでこういった内容を受け入れている自分に「何故だろう?」と思い続けていたのだが、8月終わりに在る事に気が付いた。

 これって、ブルース・ウイリス主演の「Fifth Element」で観た色んなシーンに似ているんだ!後にブレイクする当時トップモデルだったウクライナ生まれのミラ・ジョボビッチの印象もあって足元が抜けていく空間感はまさにこれだ!・・・と思いだしたのだった。

 もちろん「あんぱん」のタイトル作者がアイディアをパクったとかは全く思わないが、このタイトルを生み出したクリエーターさんが「Fifth Element」を観てくれていたら良いなと思う次第。



これらあんぱんの上から見た空間、横から見た宙に浮いた空間のイメージはこの下の映画「フィフス エレメント」の記憶に自分の頭の中では非常に良く似ていたのだ。

「あんぱん」の足元が抜けていくイメージはまさにこれだった。




 いずれにせよ、NHK朝ドラ最高の作品だと思う「あんぱん」。今まで扱いにくかった「戦争」を国民一人一人の立場で判りやすく演出した、作・脚本の中園ミホさんに感謝感謝。

 団塊世代が一番「戦争」を身近に感じられた作品だった。