先日、このブログで団塊世代が若い頃と違って些細な事でモチベーションが上がったり下がったりするようになったという話を書いたらびっくりするほどの反応があった。
体が動かなくなった分、脳がグルグルまわり余計な事を案ずるようになったという方が多かった。いろいろガタが来て体が動かなくなったのもあろうが、機能的には問題なく動くのに「やる気、その気」が萎えて、つまりモチベーション不足で外出しなくなったのではないだろうか?
外出が億劫になった理由を天候のせいにしてみたり、前回述べたような些細な気分の浮き沈みや「もう年なんだから動き回るのも程々にして、転倒や事故を回避しなきゃ・・・」と仲の良い友達や自分の子供に言われたせいにする方が多くなっている様だ。
筆者思うにそれ自体がまず「脳と精神力の老化現象」だと思う。
ヤマセミの観察で10年通った人吉市界隈では一人1台の車普及で歩かなくなり、寝た切り高齢者の数が50年前より倍増したという。早朝球磨川土手をヤマセミ観察で徘徊していると、毎朝何人もの顔見知りになったウォーキングメンバーと挨拶を交わした事を思い出す。
この辺りはこのブログで何度も御紹介している精神科医アンディッシュ・ハンセンの「運動脳」と「スマホ脳」を読むことをお勧めする。
この2冊を読むだけで「便利に甘んじていちゃダメ!動かなきゃ!歩かなきゃ!」と思うのではないだろうか?これを読むだけで自分自身の健康寿命がどれだけ伸びそうか確信を持てる。
筆者は常日頃思う。
良い音楽を鑑賞したり素晴らしいアートを鑑賞したり、更には伝統的な日本文化に触れ鑑賞し、識者の演説・講義を聴いて「知識を吸収」するのは素晴らしい事だと。
だが、知識を吸収してに自分の脳がどれほど豊かになってもそれを自分で生かさなきゃ単なる「人より物知り」になっただけ。
得た知識を自分で何かを生み出す、つまり何か自分発のオリジナルをクリエイトする事に反映しなければあまり意味が無いんじゃないだろうか?・・・と思う次第。
せっかく吸収した豊富な知識、貴重な体験を人との会話の中で「物知りねぇ?凄いねぇ?」と褒められ尊敬されるだけではちょっと悲しい。
筆者はかって仕事の関係でコスモ石油の研究者たちが生み出したアミノベブリン酸(=ALA)という物質に関して色々詳しく調査した。なおかつそれが植物に本当に効くか否か実験もした。挙句の果てには苦労して原語の論文も半分程度さわりは読んだ。
埼玉県幸手市の中央研究所へ通いALAを与えたほうれん草と与えていないほうれん草の効果の差を比較した。結果植物用照明を与え過ぎたほうれん草はいわゆる薹が立ってしまい、抽苔現象が起きたが、アミノベブリン酸5-ALAを与えた方はしっかりと茎が太く育ち抽苔現象を抑えられた。
埼玉県幸手のコスモ石油中央研究所 右端筆者
数年目の実験=5ALAを与えた植物と未使用植物の育成比較映像より。ALAを与えた方が長時間ライト照射にもかかわらず抽苔現象が起きずしっかりと太い幹で育っている。与えない右側は背は一見速く伸びているが幹が細く、この後すべて倒れてしまう。
これらを東京ビックサイトで実施されていたエコプロダクツ展で発表し注目を集めた。
これらを経験した結果、筆者は医者が処方する薬物は余程裏が取れている場合以外まず飲まない、うたい文句満載のサプリも摂取しない生活を長年続けてきた中でアミノベブリン酸(=ALA)を原料とする5-ALAだけは摂り続けている。
この効果は簡単に言うと生物の生存元になっているミトコンドリアを活性化させる材料である事。
これは長崎大学医学部がコロナ過の初期に新型コロナ予防・症状軽減に一定の効果が出たという論文を発した事などでも裏付けられている。(※あの大騒ぎのコロナ過においてイベルメクチン同様、都合の悪い薬事・医療関係のシステムによりメディアから潰されたようだが・・。)
これと同様、高齢化により筋力低下による転倒を防ぐため、筋力キープの為にプロテインを少量毎朝摂取している。これは決してムキムキマンに成ろうというのではなく、高校生時代からの長いアスリート生活(=普通の人よりはのレベル)で得た筋肉の喪失を防ぐレベルの話だ。1㎏弱を2か月で消費するレベル。メーカーお勧め量の半分以下。
近所のスギ薬局で特典大安売りで買える日に3割引きくらいで買っている。
体に良い事は「運動脳」の本にも出ていたが60歳還暦を越えた辺りから「野菜」の摂取量を増やしている。3日に一度葉物(レタス、サニーレタス、パクチ、セロリ等)根菜(タマネギ、ニンジン、)キノコ類(マッシュルーム)をボウル一杯(800~1000g)作り保存し、ハーブソルトとオリーブオイルだけで毎朝摂取している。決してビーガンではないが、海藻類と生野菜、茸系(椎茸、木耳、舞茸)は免疫力保持に良いとエビデンスも豊富なので続けている。
本当は毎朝作るべきなのだろうが3日分作り貯めている。
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要は、「こうありたい、こうで居たい!」・・は黙っていてはダメという事だと思っている。「言うはたやすく、行うは難し」の格言は1960年頃米国のヒットパレードNO1.になったThe Essex(元沖縄駐留海兵隊メンバー)のEasier said than doneでも判る通りだろう?
何でEasier said than doneが「内気な17才」なのか良く判らないが・・。
なんだか話が違う方向へ行きそうなので今日は此処まで。