人吉城址は相良藩の本拠だった所で、歴史的史跡だ。場内には明治初期にちょんまげを切り落とした際の髷の供養塔など、珍しいものも在る。その上をヤマセミが飛び交うのだ。なんとも珍しい場所なのだ。
野鳥撮影は、大砲レンズやデジスコと呼ばれるスコープ+コンパクトカメラで弩アップの留まり姿を撮影するのも良いが、筆者はその野鳥が生息する環境も一緒に撮影することを心がけている。 鳥類図鑑のように単に何処かに留まっている姿だけではなく、野鳥はやはり飛んでいる姿、そうして何かをしている生態写真こそ撮影の意味が大きいと思うからだ。筆者にとっての野鳥撮影の理念とでもいうものだと思って頂ければ嬉しい。
角櫓付近を飛び回るヤマセミ。
道路標識の前を飛ぶヤマセミ。
上のカットと全く同じ、市役所(熊本地震で使用できなくなった)への入口付近の別の飛翔。