筆者以外、地元人吉在住の方の画像を15カット程掲載させて頂いている。ページ構成は一応出来たが、コメント、キャプションはラフの段階で一旦アナログ、リアルの見本を視ながらでないと書けるモノではない。全てをデスクトップのパソコン大画面で出来ると思ったら大間違いだ。
したがって、全頁を片面印刷しそれを製本して臨時の見本版を原寸で造る。この自作作業にまた手間がかかるのだ。
片面印刷だから厚みは倍になる。これを世界でたった1冊、自分専用に製本するのだ。本来であれば万力が在れば良いが、木の棒2本と幅広のゴム輪で圧力をかけるはさみ棒を自作し2cmほどの見本を挟んで製本する。背に当たる厚みの部分に工芸用のこぎりやナイフで傷をつけ、其処に木工用ボンドをぬって傷付けた溝にボンドを浸透させ、全260枚の紙を圧着する訳だ。
折しも今朝、熊本では地元の熊本日日新聞が人吉市のヤマセミを「市の鳥」に決めた事の記事が大きく出て、熊本在住の友人知人多数から記事の画像を添付したメールを頂いた。有り難い事だ。皆さん期待されていたようでとても嬉しい。なんとこの制作中の写真集の事まで書いて頂き、熊日の人吉総局長さま有難うございます。
行く度、お世話に成っている古江さんは2010年からの我が師匠だ。
全130ページほどだが、片面印刷なので見本は260枚の紙で造る事に成る。
ギザギザに傷付けた背中に木工ボンドを塗っては乾燥を繰り返す。
こうやって、在るべき場所に狙いの画面が在る事で、コピーを書けるのだ。