2015年4月21日火曜日

新緑の中でドラミング、アオゲラ観察! I found a Japanese green woodpecker drumming in the fresh green of the forest .

 最近皇族様が入学して、何かとメディアが騒いでいるミッション系の大学は、西側で我が家の地所に金網一枚で接している。このキャンパスの森は非常に広く、オオタカはじめハヤブサ、チョウゲンボウなど猛禽類からソウシチョウ、ガビチョウ、ワカケホンセイインコ、などの外来種に至るまで数多くの野鳥が生息している。

 キツツキ系もアオゲラ、アカゲラ、コゲラと三種きちんといるが、特にコゲラのオス?頭の後ろの赤い斑点がしっかりと見える個体が多く観察されている。首都圏に近い所では珍しくコジュケイが多く春先はやたらとうるさい。一方で植物系はナラ(楢)などの落葉広葉樹木が多い為、どんぐりと木の葉で地上が覆われ、冬の間は木の葉が落ちた森になるので野鳥観察には最適の環境だ。

 この森が春先になるとアッと言う間に新緑で覆われる事になる。アカゲラ、アオゲラ等は今が最後の観察時期になり、この先は木々が落葉するまで葉っぱに隠れてしまう為まず観る事は難しくなる。ご存知の通りアオゲラとアカゲラは春先繁殖期にはドラミングと称される連続音(ドルルルルルという音)での縄張り主張を行う。啄木鳥と名付けられた所以が此処に在る。

 ヤマセミと同じなのか否かはもう少し観察をしてみたいが、いつも大体同じような場所に同じ個体が居るような気がする。ヤマセミも難しいが個体の識別は頭のてっぺんにある赤い班の傷の様子で個体識別はある程度可能だと思う。この大学の4箇所の門はそれぞれがお互い500m離れていて守衛さんがほぼ常時駐在している。特に人気の皇族様が入学されて以降警備は厳しくなっているのでやたらと入れないし、ましてや大型の望遠レンズを装着したカメラ等持っては入れない。看板に大きく「撮影禁止」と表示されている。

 しかし9年前から野鳥観察、撮影で守衛さんとも全員顔なじみになっているので、守衛所に申し出て時々撮影させてもらっている。勿論授業の無い休日や年末年始に限っての事だ。地元民の強みだろうか。
緑の中で緑の野鳥は見難いがドラミングで其の場所は直ぐに知れる。

中が洞になっている古木を叩く時の音は物凄く大きく響く。

穴あけの際の突き方とドラミングの時の突き方は確実に違う。

時々そっくり返って辺りの様子を確認する。こちらが動かねば気にしない。いつも迷彩服の上下だが勿論認識はされているだろう。

こうして隙間にくちばしを差し込んで虫を探す。長い舌を持っていて虫を粘着させて獲る。

ドラミングと同時に大きな声で「ピョーッ、ピョーッ!」と2~3度鳴く。口笛で真似できる。

硬いケヤキ等の樹木に留まった場合は長く居ないで直ぐに移動する。

やはり木肌が荒い樹皮の裏の虫が獲りやすい楢系の樹木によく留まるようだ。