2013年12月22日日曜日

ヤマセミ水浴びの詳細レポート。 Detailed report of bathing of the Crested kingfisher at Kumagawa river.

 ヤマセミの撮影をし始めてまず最初の頃に撮れて、ヤマセミにはまっていくきっかけになるのが採餌後の水浴びシーンだろう。これは御存じの通り採餌して呑み込んだ餌の魚のヌメリやくちばしに付着した鱗の類を除去するための行動だが、まずは岩に擦り付けて除去するのが普通。その後数回水中に飛び込んで(中でどうしているかは未確認)完全に気が済むまでお浄めをする。

 NHKの「ダーウィンが来た!」でも「自然の驚異」ででも元が同じ映像なので採餌の際の水中ダイブは何度も見せてくれるが、採餌後の水浴びのシーンを尺に入れていないのは水浴びを重要視してい無い証だろう。是非観てみたい!そういう意味で言うとNHKスタッフはヤマセミの生態に関してもう少し「深い」突っ込みをお願いしたいところだ、何とかならないだろうか?

 この水浴び、採餌後全然行わなかった例を3~4回撮影しているし、今回動画に収録もしている。一方で人吉の古江さん情報だと採餌後の水浴びを20回以上確認されている報告もある。私の目視でも17回飛び込んだ潔癖症のヤマセミ個体が有った。この時採餌した餌魚はカマツカ、ドンコ、ギギなどの底魚でヌメリが多かったのだろう、結局は食べずにもてあそんだ後放棄した画像が残っている。獲っても食べない場合が有るのをこの時始めて知った。

 水浴びのダイブは普通の採餌ダイブと異なりとんでもない、あられもない姿で飛び込むことが多い。いわゆる身をよじりながら飛び込むケースが多い様だ。

 
 
 
 I think bathing of the Crested kingfisher is always funny. Sometimes they dive to the river over 20 times to bathing after eat fish. And sometimes no bathing after sat fish.

採餌後羽繕いしているかと思った瞬間!
 
身を翻して逆方向へダイブ。
 
何ともダイブの瞬間はみっともないというか無防備な姿だ。
 
当然採餌ダイブの瞬間とは水柱の質が違う。
 
一旦顔を出すが、この後脱出の勢いをつける為一度顔を水中に没する事が殆んど。
 
この水中からの脱し方に個体のそれぞれの癖が有る、皆一様ではない。
 
脚力がそう強く無い野鳥なので、目的の着地点への目測を誤ると岩で顎を打ったりする事も有る。可哀相だから名誉のためそういう場面の画像は公開しない。
 
一番最初の場所にきちんと戻った。これがヤマセミの水浴びの起承転結。