2018年4月7日土曜日

人吉のヤマセミはほぼ営巣抱卵中と思われる! It seems that Crested kingfisher of Hitoyoshi is holding eggs in the nest.

  たった3日間だったが、ヤマセミの営巣の様子を確認に来てよかったと思った。早朝から営巣中のヤマセミの巣穴を5時間粘って観察を続けたが、親鳥2羽が順次巣穴に入り、一羽だけ出てきてその後3時間も音沙汰がないという事が片方が卵を温めているという状況証拠を得る事が出来た。

 もしこれが営巣の為の巣穴掘り中であれば、2羽が穴に入っても2羽とも出てくるという事に加え、くちばしの先に泥や土が付いているはず。

 一方で、既にヒナが孵化していれば餌を咥えて親鳥が巣穴に入るはずだが、今回の2羽は餌を持って巣穴に入らなかった。
 真っ暗な頃から観察した訳では無いので、筆者が観察を始める前に一晩中卵を温めていた親が自分の朝シャンと朝ご飯を摂りに2羽揃っていつもの採餌場に行っていたと思われる。この時期ある程度暖かければ、温度が安定している巣穴の卵は1~2時間放っておいても大丈夫らしい。

 4年前じっくりと巣立ちを観察したエリアからそう遠くはないのだが、以前にもまして交通量や人の出入りが激しいにもかかわらず営巣するヤマセミは完全に人間の生活を見切ったようだ。人間が誰もいない大自然ではなく、逆に人間の生活圏内、民家のすぐ傍で繁殖することでて天敵アオダイショウや猛禽類が近寄らないという知恵を身に付けたのかもしれない。

 今回新しく発見された別のヤマセミの巣穴はある施設の裏山、建物から数十メートルの距離に掘られているという。ただ裏側なので人間が穴の前に来る事はほとんど無い場所だとの事。これは人吉だけの特異性なのか?5月の長期滞在時に色々調査を深めたいと思っている。

 今回の観察も迷彩ネットでブラインドを造った車の中からの観察・撮影だった。2日間のうち初日は途中から陽が出て暑く、宇宙船の中での活動のようにしんどい観察だった。
何台も筆者の車の前を通り過ぎるが、勿論筆者にも、ましてやヤマセミの巣穴にも気が付くものは皆無。

撮影はコンテストに出したりするのではなくあくまで証拠記録用なので機材はこんなもの・・とはいうもののフルサイズのデジタル一眼に50~500mmズーム装着の機材。双眼鏡、記録帳、予備のカメラボディなど。


最初に一羽が入り、

2分後にもう一羽が入った。


後ろ向きに出てきたのは1羽だけで、その後3時間変化はなかった。

後ろ向きに出て来る事こそ巣穴の中の産室にもう一羽親鳥が居るから方向転換して出て来られないことを意味している。

2018年4月6日金曜日

ヤマセミを真下から見た飛翔シークエンス! This is flying sequence of Crested kingfisher from pure bottom .

 今日は日本へ飛来する件数の飛翔に少ないいわゆる珍鳥を探しに朝から球磨川を下ったのだが、その件はまた後日としてその出発の数分前車の向きを変えるため狭い球磨川土手の道路でターンをしている最中、頭上でキッキッ!という鋭いヤマセミの声がした。

 慌ててエンジンを止め、窓からレンズを出しピントを合わせた。

 しばらく電柱の上でキョロキョロしていたのだが、真下の車に乗っている筆者にはなかなか気が付かないらしくなかなか飛び立たなかった。
 約40秒間、キョロついた後やっと鳴きながらいつもの南方向へ飛んで行った。今日のレポートはその画像。

 明日は雨模様だが、天草へ移動の予定。







繁殖期の今は営巣中の巣穴の方へ飛んでいくことが多い。

明日の晩は天草の地元宿泊施設なのでネット環境が不明だ、ことによるとブログの更新が発信できないかもしれない、その際は是非ご容赦頂きたい。

2018年4月5日木曜日

人吉に11日間も滞在中のヒレンジャク 珍しい。 Japanese Waxwing stay 11days at Hitoyoshi city, This is unusual.

 ヒレンジャクが人吉市で木の実を食べながら長逗留を決め込んでいる。実は人吉の温泉が気に入ったのか?非常に珍しいとの事。長年球磨川流域野鳥の定点観測研究をなさっている古江さんの記憶にもないほど長いらしい。

 今日はヤマセミの営巣観察を人吉市周辺3か所で行ったが、いずれもまだ抱卵中らしく際立った動きは無かった。ここ数年開発された土地のシラス壁にもヤマセミの巣穴があったとの情報もあり、したたかに人間との共存を進めているヤマセミの生命力の強さを感じた。

 今年のヒレンジャクは人吉市内でも相当数の群れで通過した様だが、昨日・今日目に付いた4羽ほどは居残り組なのだろうか?このまま人吉に居付いてしまったりすると面白いが、残念ながら熱中症でまず生きては行けまい。





なかなかひょうきんなポーズも取ってくれた。

真下に降りて水を飲んだようだ。

2018年4月4日水曜日

人吉初日は何とヒレンジャク! I encountered Japanese waxwing at Hitoyoshi so surprised.

 今回の人吉行は短期観察なので、あまり期待は出来ないと思っていたが、何と初日人吉入りして僅か20分でヒレンジャクに遭遇。ネズミモチの樹の傍の大きな樹の周りに色々な野鳥がたむろっていたが、その中につい先日奥日光戦場ヶ原で聴いた連雀系の鳴き声が聴こえた。目を凝らしたら若葉の茂る50m程の距離の樹にヒレンジャクを発見!

 もちろん最初に訪れた矢黒神社、つまり別称ヤマセミ神社に詣でた直後、頭上を一羽のヤマセミが飛びぬけて行ったので、これは幸先良いと感じた。その結果がこれだもの!

 13時からいつもお世話になっている人吉のお師匠さんのお宅を拝借して、地元ラジオ局の「球磨川スピリッツ=毎週土曜日18:30~19:00放送」の収録をさせて頂いた。

 何故か「団塊世代のヤマセミ狂い外伝」の話の内容にラジオ番組制作のディレクター氏が興味を持って下さったお陰で、昨年以来当初は予想もしなかった長いお付き合いを頂いている。 筆者としても、このブログ「ヤマセミWEBブログ」のPRもして頂き大変助かっている。今後はお世話になっている人吉市や八代市の観光活性化などに少しでもお役に立つ話を織り交ぜながら努力してみたい。

 野鳥の話から少し横道にそれたが、今日の成果を少しアップしてみたい。まずはそのネズミモチの樹の周辺に居た野鳥の画像をご紹介!
余程、エサが豊富なのだろうか、このヒレンジャク結構長い事滞在中だとの事。


時間が無かったので、この個体だけ撮影したが、明日以降ゆっくり観察してみたい。

普段は藪に居るアオジも春先は堂々と人前に出てくる。

ひょっとしてシマアオジじゃないかと思うほど顔の黒いアオジ。

えらく凛々しく見えるツグミ。


一生懸命木蔦(キヅタ)の木の実を食べているツグミ。

2018年4月3日火曜日

ただいま日光の野鳥写真集を編纂中! I'm currently editing Nikko's wild bird photo collection!

 今朝は5時に家を出て吉祥寺から羽田空港までのリムジンバスの第2便に乗った。空港まで1,230円。吉祥寺のバス停では17年前からずーっと係りを務めているお兄さん(実際は45歳くらいか?)と話をしたがリムジンバスの乗客を通して世相をつぶさに観察しているようで、今度インタビューしてみたくなった。

 朝の高速道路は空いている。吉祥寺駅から羽田第2ターミナルまでたったの35分で着いた。昔であれば考えられない、山手環状トンネルのおかげだろうか?羽田に着いてみればまだ5時55分、電車で羽田に向かう一番早いルート、三鷹の西野バス停の三鷹行始発バス06:05より前に着いてしまった。世の中のスピードアップは恐ろしい。
まだ新幹線も多いの基地にずらーっと並んで出番を待っていた。

早朝のANAラウンジも空いている。このブログを此処でアップ中。

 タモリも言っている、「俺たち70歳以上はもう完全に浦島太郎を実体験してんだよなぁ・・・」って。竜宮城こそ行っていないし、乙姫さんにも遂に逢えずじまいだったが、50年ぶりにTVの仕事で訪れた小学校の変わりようにしばし絶句だという。

 周りもマンションが建ってしまい、眺望がまず違う。道路が変わっている、砂利道が舗装道路になったというだけではなく、区画整理がなされ、筆者も昔の我が家は今交差点のど真ん中という実体験をしている。むしろ目をつぶって歩数を数えながら進んだ方が昔の道順を思い出せるかもしれない。眼を開けていてはまるで別世界!

 タモリは言う、「そーだよな、50年経って変わらない訳がないもんな、浦島太郎だってどっか宇宙みたいな海の底へ行ったから、アインシュタインの相対性理論で歳とらなかっただけだもんな。」自分もそういう状況なんだな今・・・、と言いつつあまりの変わりように再確認したら、実はその小学校は隣の小学校だったという落ちが付いているのだ。
 しかし、元居た小学校は廃統合されてしまい現存しないので、隣の小学校に案内されたのだそうだ。

 話が長くなったが、残された時間で野鳥写真集を編纂する自分への約束を守ろうと、現在奥日光戦場ヶ原の野鳥バージョンを編纂中。まずはテスト版を作り、本番は印刷物の入稿プロの友達に依頼しようと考え中。

 まずは、あいうえお順で「アカゲラ」から・・・※本当はアオゲラが先。

とりあえずは3月中旬に行った戦場ヶ原でのアカゲラ達




アカゲラも繁殖期に入っているようだ。

盛んにつがいが飛び回っていた。

2018年4月2日月曜日

ダイブするヤマセミのフォルムは最高に美しい! I think that diving form of Crested kingfisher is so photogenic !

 明後日からの今年二度目の人吉行きに向け準備中だが、前回撮影のヤマセミ画像でまだブログアップしていないものを此処でご紹介しておきたい。
 撮影は朝7時頃で、まだ気温も低い2月中旬だった。まだ営巣には入っておらず、つがいで行動している程度で交尾を数回目撃・撮影出来ている頃だ。

 朝陽は鋭くコントラストが非常に強くなるので野鳥の撮影にはあまり嬉しくないのだが、今回は逆に背景が飛んでくれて助かってもいる。

 明後日からの人吉行きは5泊しか予定していないので、いつになく短い滞在だが、5月には昨年同様東京から車で3週間ほど探鳥行を予定している。東京から大阪の泉大津までドライブし、阪九フェリーで新門司まで航行し2日目の朝九州入りする感じ。
 北九州で幼馴染に逢い旧交を温めた後2週間~3週間九州圏内~対馬を周遊する予定。成果は未定だが期間が長い分それなりの手応えはあるだろうと期待している。

 さて、今日のヤマセミは生態画像というよりフォルム画像?
球磨川本流の瀬の部分へダイブしようとホバリング中のヤマセミ。

ホバリングからダイブへ入った瞬間!

尾翼でブレーキと細かい方向調整をしている。

定まったら一気にダイブへ!

こちらは2度目の斜め方向へのダイブ!


2018年4月1日日曜日

戦場ヶ原でオオモズに遭遇! I encountered Great Grey Shrike at Senjogahara wet-land of Nikko.

 奥日光戦場ヶ原には色々な猛禽類が飛来する。飛翔している所しか撮影は出来ていないが、オオワシ、オジロワシをはじめ、ノスリ、ハヤブサ、トビなど厳冬期でもこれら猛禽類だけは出遭うチャンスが大きい。

 一方でフクロウ系、モズ系にも出遭って撮影してはいるものの、大型猛禽類ほど頻繁ではない。コミミズクなども来る様だが筆者はまだ出遭えていない。その代わりフクロウが交尾する場面に出遭った事がある。
 木道から湯川越しに撮影したのだが、細かい木の枝が邪魔をして撮影できたのは交尾直後の画像だった。確かに二羽フクロウが写っているが重なっている場面は逃してしまった。

 この3月半ば、まだ木道や地道の30%が雪で覆われている状況下、開けたエリアでオオモズに遭遇。距離が遠いのでオオカラモズかもしれないが、日本野鳥の会のネット情報で観る限り、栃木県下でオオカラモズの目撃投稿が無いので、オオモズだと思われる。

 筆者が明らかにオオカラモズだと思われる個体に遭遇したのは北海道・千歳市の千歳川の傍だった。それに比べると周りに比較できる大きさのものが無い戦場ヶ原だったので、そうであってもいささか自信がない。

 飛んでくれれば明らかに判るのだが、枝留まりではなかなか難しいのが実情だ。

木道が大きくカーブしている所だったので回り込むと枝が逆になる。


翌日のこの個体は前日のモノと同じではないだろうか?



とにかく遠目にも相当白っぽいモズなので、普通とは違うという事は現場でも遠目に直ぐに判断できる。二日続けて同じエリアに居たので、居ついているのだと思われた。遭遇したのはいずれも午後3時頃。

 また4月の後半に行ってみる予定なので、いれば出遭えよう。