2024年2月9日金曜日

随分久しぶりに野川でアカゲラに遭遇した。 I encountered the Great Spotted Woodpecker in Nogawa for the first time in a while.

  10年ほど前までは他の教育施設・大学同様構内へ守衛に許可を貰いつつ入れた三鷹の国際基督教大学。中には大手の銀行ATMもあり、郵便局もあり近所の住民はこれらを便利に利用しながら、和気藹々と構内へ入り散歩したりサクラを愛でていた。

 三鷹駅と武蔵境駅からの小田急バスが東側の正門の門番守衛小屋を抜けて校内の終着停留所まで運行している為、運賃さえ払えば誰でも入れることになる。

 以前は正月の連休など学生・生徒(附属高校生)が帰省して校内に居ない場合、望遠レンズを持ってアカゲラ、アオゲラその他藪鳥などを撮影していた。守衛の詰め所にも自費出版した野鳥の写真集を提供し、当時の守衛さん達にも喜んでもらえたものだ。

 しかし皇族の子女が通学し始めるというので、望遠レンズを持って迷彩服を着て(これは野鳥を脅かさないためのモノ)うろつけば誤解されるの間違いなしと、入校を遠慮した。6年間に及ぶ。

 ところが皇族の子女姉妹が卒業した後も国際基督教大学は一般の人を入れさせない。通行も通り抜けも禁止の看板が大きく出ている。

 15年ほど前、キリ大附属高校の生徒が自転車で冬季暗くなった一般道を、横1列4~5台の自転車で道路いっぱいに広がり走り、道路端の買い物帰りの高齢者を引っかけ、持っていた買い物袋から中身を道路にぶちまけたことが有った。

 キャンパス沿いの敷地に住んでいる筆者は、すぐさま附属高校の教務室へ乗り込み状況を説明し事と次第によってはメディアマスコミに報ずる。とクレームを付けたことが有った。

 後日生徒が名乗り出て事の事実が判明したため、キリ大側も事実と認知。この後、スクールバスが運行され自転車通学は中止になったようだ。

 筆者が知る限り、東京大学(本郷キャンパス・駒場キャンパス)、早稲田大学、慶応大学共にキャンパス内へは自由に入れるし学食も利用できる。中には積極的に導き入れ、資料館・美術館のファンも非常に多い。かの学習院大学ですら自由に見学という名目で入校できる。

 しかし、国際基督教大学は散歩も通り抜け、あるいは梅の花見物も含めて校内立ち入り禁止、一部(数名)の守衛の上から目線のモノ言い含めて近所の評判はすこぶる悪い。特に皇族姉妹が卒業後酷くなっている気がする。

 どうやらキリスト教の神様は話に聴いているよりはるかに心の狭い方らしい。筆者はあちこちで宗教の話になると、必ずこの国際基督教大学の実例を詳しく話すことにしている。

 

 で、話を野鳥に戻すと、18年前野鳥の写真撮影を始めたころ家の横のこのキリ大キャンパスに正月は5日間連続で入りアカゲラなどに遭遇して感動しながら撮影したものだ。行政学だったか西尾教授にキャンパス内でお会いして、野鳥撮影の事を話したら「どうぞどうぞ」と勧められ、藪を伐採し過ぎると藪鳥(ウグイス、ルリビタキ、クロジ、アオジ)が減ってしまいます・・などと話をした記憶がある。

 そのアカゲラにキャンパス崖下の野川流域で遭遇できたのは随分久しぶりだった。

後頭部が赤くないのでメス、繁殖して数が増えると良いのだが・・・。





久しぶりの興奮だった。