2024年2月7日水曜日

ヤマセミのダイブ採餌シークエンス、球磨川本流。 Dive foraging sequence of the Crested kingfisher, main stream of the Kuma River.

  首都圏の大雪騒動もひと段落したので、ヤマセミの生態画像ご紹介に戻ろうと思う。

 球磨川本流エリアでのヤマセミ・オスの採餌生活は単独の場合1日3回ほどの採餌(20㎝程度のオイカワ、アユ、イダ(ウグイ)、ギギが多い)で済んでいる様だ。10㎝ほどの獲物であれば5~6回。繁殖期にメスやヒナに与える場合は繁殖の進行具合で単位が違う。

 球磨川の魚は基本的にサイズが大きいので、大物狙いでなくても自然に平均的に大きな獲物という事に成ろう。6~10月はなんといってもアユが多い、しかし11月に成ってしまうと皆30㎝クラスとなり、大きすぎて他の種の魚に成る。

 撮影していて、意外に毒針を持つギギが多い。特に背景が紅葉している秋の終わり頃は盛んにギギを食している。

 今日は球磨川本流で結構流れのはやい場所でのハンティング。風は川上から川下へ結構強い日だった。

 川上から川下へ向かってのダイブはなかなか少ない。理由は流れのはやい川では魚は必ず頭を上流に向けて泳いでいる為、ヤマセミの姿が川上から迫ってくると見えてしまうため、すぐに反応して避けられてしまうから。ダイブしたヤマセミは水中で角度を変えたり、向きを変えたりし難いはず。

上の連写画像の右下隅の岩がこの画像の右の大岩にあたる。継続して撮影。

水中から出ても駿膜が閉じている


見事な婚姻色のオイカワのオス(熊本方言でアサジ、アカバエ)をゲット

この日、もう一度同じ様な場所で二匹目をゲットしていた。