2025年4月10日木曜日

野川流域では例年通りツバメが巣作りに入ったようだ。 Swallows are starting to make their nest as usual at Nogawa river area.

  野川でも野川公園から外れたエリア数カ所でカワセミが例年通り繁殖を始めている。

 いつものようにたまに通過するカワセミの高速飛翔写真を撮影していて、ツバメが時折野川の水面をかすめて水を飲んでいる場面を目撃。

 高速飛翔のカワセミを撮る訓練にと、追い写しをしていて上空を飛ぶツバメも撮影してみたら口に枯れた草茎のようなモノを咥えていた。巣作りに入ったらしい。

 飛翔中のツバメを撮影するのは、佐々木小次郎ではないがなかなか練習が必要。同時に飛翔ルート、飛翔パターンをじっくり観察してから出ないと撮れない。ただ川の土手に佇んで「偶然撮れた!」を期待してもなかなか難しいだろう。

 ツバメの専門家に訊いた所、早い所では3月2月から巣作りに入る事もあるようだが、基本的にはサクラの咲くころに始まるようだ。

ツバメは一般的には雨の日に地上すれすれを飛ぶ姿で認知されるが、

電線に留まる姿でも季節感を感じられる。

この二羽は、たぶんつがいだと思われる。

口の巣の材料を咥えて飛ぶツバメ


人吉市の球磨川や川辺川でもヤマセミの撮影中に目の前で水飲みダイブをするツバメを撮ったことが有る。

さすがにカワセミなどよりはるかに速いので、目視での追従、流し撮りの良い訓練。

2025年4月8日火曜日

久しぶりに桜満開の野川でカワセミの生態を観察。その2. I observed Kingfisher of full of cherry blossoms Nogawa river at Mitaka city. part2.

  実はこのところ桜の時期、野川を散策することが結構多い。

 理由は天候の入れ替わりが激しい中での桜見物、つまり花見の人出で都心の緑地帯・公園の人出が半端ではないから都心へは行かない。

 花の京都でもさらにインバウンドの外人観光客で身動きが取れないと聴く。「そうだ!京都へ行こう!」のJR東海のTVコマーシャルも罪なものだ。京都は数年してから行った方がいいのではないだろうか?

 高校生の修学旅行以来、公私合わせて100回以上は京都へ行っているだろう。もうこの先命尽きるまで行かなくても充分堪能させてもらった、良い部分も悪い嫌な部分も・・・。

 で、野川流域のカワセミだが、年々カワセミを追うアマチュアカメラマンが増えているのは感じる。筆者が野川で野鳥撮影を始めたのが2005年からだから、もう20年も見続けての感想だ。

 最近はスマホで枝留まりのカワセミを撮ろうと液晶画面を見ながら土手を進み、足元を見ないから川に落ちる人を2回ほど観た。いずれもひとりで散歩している女性。

 かと思うと20歳くらいの若者が135㎜くらいまでの簡単なズームの付いたカメラでどんどんカワセミに近づき、他のバーダーさん達が少し離れて構えているのに警戒したカワセミを飛ばしてしまう事が多々生じている。

 緊張感のある野生動物との距離をまるで勉強せず、周りの撮影者のことも考えず、これがいわゆる「ゆとり世代」だったり「Z世代」の若者の特徴なのだろうか。

 自分だけの価値観ですべてを行い、周りを気にせず、気を遣わず昔で言う「唯我独尊」的行動が当たり前の若者。

  「日本野鳥の会」辺りでこの状況をコントロール・教育啓蒙できないモノだろうか?頼むよ!

 今日のカワセミはドジョウのようなクネクネした獲物を捕らえたシーンをご紹介。

顔なじみのオス君

漫画で言えば「キーン!」と吹き出しを入れたくなるダイブ!

クチバシにまとわりつくような獲物


クネクネしているので普通のハヤ系の青魚?ではないようだ。

自分で呑み込んだので。営巣中の相方へのプレゼントではないようだ。

2025年4月7日月曜日

久しぶりに桜満開の野川でカワセミの生態を観察。 I observed Kingfisher of full of cherry blossoms Nogawa river at Mitaka city.

  今年の冬はいつもの年より寒かったせいか、関東エリアの桜の開花情報はすべて外れ1週間ほど予報より遅れた。しかし開花宣言後寒気が入り雨もあって花を愛でる期間は少し長くなったようだ。

 開花五日目に都内の神田川へチェックに行った際、護岸のコンクリの堤防に沢山在る排水溝の一つにカワセミのつがいが出入りし、中から盛んに土砂をかき出しているのを発見!

 すでにほぼ満開に見える桜を観に来た大勢の人の中でこれに気が付いた人は一人も居なかった。この様子はまた次回以降の投稿とし、今回は地元三鷹での久しぶりのカワセミの様子をご紹介。

 基本的に筆者の野鳥撮影において枝留まりや営巣中など動かない場面は少ない。「野鳥と航空機は飛んでいる時こそ美しい!」の理念を持っているからであることはこのブログで幾度もご紹介した。

 格納庫に入っていたり、駐機場に停まっている航空機をいくら撮っても面白くないだろう?ブルーインパルスではないが、空中で色々な角度の姿を見せてくれる飛翔の様子が筆者は好きなのだ。

 子供の頃から動くものに眼が行ってしまう恐竜のような性格がそうさせているのだろうか?

 菜の花で一杯の野川流域は、今まさにカワセミが繁殖中のようだ。今日はその第一弾!


これはまだ営巣前の3月下旬サクラ開花前のメス

ダイブして


ヌマエビを採餌した。

また別のダイブではトンボのヤゴ



この時は何処かへ持って行ったので既に営巣中だったのか?

別のカットでもやはり獲物はヤゴだった。野川はギンヤンマ、オニヤンマが割に多いので、大型のヤゴも沢山いるようだ。