2014年2月28日金曜日

タイワンハクセキレイとハクセキレイ。  White Wagtail and Japanese white wagtail.

 セキレイの種にはいろいろ亜種があって、昔はセグロセキレイ、キセキレイ以外は本州以南には居なかったとか、色々な学説があるようだ。ハクセキレイの項を引いてもタイリクハクセキレイの中に亜種が多いようだが、我々が関東で目の当たりに出来るのは概ねハクセキレイとセグロセキレイ、キセキレイぐらいなものだ。

 しかし、人吉にヤマセミを撮影に来るようになって九州には色々なセキレイが居る事に気が付いた。顔が真っ白なホオジロハクセキレイや胸の黒い前垂れの様な部分がくちばしの付け根まで来ているタイワンハクセキレイなど、天草などには更に季節によって多種多様なセキレイ系が飛来するというまさに野鳥の天国らしい。ビンズイやタヒバリなどの同系列も多いのでこの種を好む方にはたまらない地域だろう。

 今日の画像はタイワンハクセキレイと思われる画像で、後半のハクセキレイと比較して頂けると嬉しい。

一番の特徴は胸の黒い部分がくちばしの付け根まで来ている事。

こうやって正面顔で観て頂けると良く判る。


普通のハクセキレイはくちばしの下まで黒い部分が来ていない。

学術名は勿論それぞれ異なるが、パッと見は良く判らない。

しかし、ヘラサギとlクロツラヘラサギの差を比べれば納得できる差異ではある。