2024年5月17日金曜日

カッコウは本当にカッコウいいと思う。 I think the Cuckoo is really cool.

  毎年5月は霧ヶ峰のカッコー、下諏訪のオオヨシキリを視て聴きに行かないと何か落ち着かない。確実にカッコーの飛翔を観られる霧ヶ峰の八島湿原は筆者にとってとても重要な所。

 画像を見て頂ければ、かっこーの良さが判ると思う。

高い梢から撮影者の方へ飛んできてくれた!






次の2カットはおまけで、別の日のモノ


是非、霧ヶ峰へ!

2024年5月16日木曜日

ツバメがそろそろ巣造りを始めるころ。 The swallows are about to start building their nests.

  今年は桜の開花以外何でも前倒しで季節が進んでいる様だ。シジュウカラもムクドリも繁殖は普段の歳より早い様だし、ツバメも既に巣作りに入っている。

 先日、奥日光12時間弾丸ツアーを行った際に、途中のSAでトイレに出入りする数多くのツバメを目撃した。そんなツバメの巣造り時期の画像を今朝はお届け。







こんなチューブの上に巣造りして大丈夫だろうか?


2024年5月15日水曜日

三鷹の住宅街で今年もアオゲラが盛んに鳴いている! The Japanese Green Woodpecker is chirping actively in residential areas of Mitaka this year,too!

  ヤマセミをはじめいろいろな野鳥の研究者の集まる会議に午後から出席・移動する朝、いつもの様に朝6時前の愛犬散歩でアオゲラに遭遇。コンデジで撮影できたのでご紹介。

 今朝の三鷹の気温は札幌と同じ12℃。清々しい朝だ。薄雲に太陽がくっきりと輪郭を見せている。磁気フレアでオーロラを見せてくれた太陽だがコンデジで撮っても今までになく黒点の数が多いことが判る。

Canon Poershot SX740HS Tv設定・手持ちで撮影

 要は薄曇りの朝なのだが、遠くでアオゲラが鳴いているのを確認。距離は150mくらいだろうか?そこでいつものピョーッ♪ピョーッ♪ピョーッ♪と3回鳴く声に音程を合わせてまだ皆さん寝ているだろう住宅街で3回鳴いてみた。

 そうしたら、南西の方角から飛んでくる中型の野鳥の姿が屋根越しに見えた。そうして何と筆者の歩く先50mほどのポプラの樹に留まって盛んに鳴くではないか!
 慌てて、愛犬を座らせ、コンデジを取り出しセッティングして撮影した。

 ほぼ5分ほど鳴いていたが、同じ方向からのカットしか撮れない(すべて樹の葉が邪魔し電線が邪魔しアングルはこの角度だけ)ので30カット程、それに手振れの激しい動画撮影をしてその場を離れた。

 その結果が今朝のこのブログだ。




住宅街の公園のポプラというのが如何にも野川に近い三鷹の住宅街だ。

 しばらくは会議や会合、出張でこのブログの投稿が不定期になると思うがご容赦願いたい。

2024年5月14日火曜日

カイツブリがヤマセミの採餌の邪魔をする決定的瞬間!その2。 The decisive moment when a grebe interferes with the Crested kingfisher's foraging! Part 2.

  昨日の続きで、川辺川において冬の水位減少期、ヤマセミの採餌場にカイツブリが入り込み邪魔をしている場面、ついにヤマセミが超浅い場所で採餌に成功する様子をとらえた画像をご紹介。

 カイツブリは球磨川でも川辺川でも非常に数多く繁殖しており、一度など十数羽の大ファミリーに遭遇したことが有った。特に温泉町附近ではやたらカイツブリが鳴き合いピョロロロロ♪という鳴き声がうるさい時期がある。

 今回の画像は編纂中のヤマセミ集大成にも掲載予定。

昨日のカイツブリはヤマセミを怖がって遠慮している様だ。

ホバリングからダイブへ入るシークエンス


如何にも超浅いという感じのダイブ方法だ


何かをゲットしたようだ、



ヤマセミが飛び去るのを観て早速カイツブリが・・・。

2024年5月13日月曜日

カイツブリがヤマセミの採餌の邪魔をする決定的瞬間!その1。 The decisive moment when a grebe interferes with the Crested kingfisher's foraging! Part 1.

  ヤマセミの生態シリーズ、先週は大物採餌の一部始終をご紹介したが、今回は冬季水深が極端に浅くなった川辺川でのヤマセミ採餌を邪魔するカイツブリとの一部始終。

 カイツブリもヤマセミも魚を主食とするのは同じ、水生肉食系野鳥だ。

 球磨川は冬季、所によっては川底が見えるほど浅くなる。流れる水量が激減するのだ。そうなると魚を主食とする野鳥同士の餌場争いは激化するし、同類でも採餌場争いは盛んになる。

 今回はそういう状況下でのヤマセミ採餌を撮影していて、どうしてもヤマセミが自分の採餌場の中央から退かないカイツブリに手を焼く様子を捕らえた一部始終をご紹介。

 野鳥観察においては重箱の隅をつついたようなレポートだが、筆者的には面白くて仕方がない。まず、カイツブリが退かないのでヤマセミが採餌ダイブを途中で中止した場面。

ホバリングするヤマセミが餌を見つけた!


採餌すべく、ダイブ態勢に入ったが

カイツブリが近寄ったので

ダイブを止め

やり直し!着陸態勢の航空機がゴーアラウンド(やり直す)状態と同じだ。

一方、カイツブリは自分が狙われたのかと焦っている様子がおかしい。

 明日はやり直して採餌成功の浅い川辺川の様子をご紹介。

2024年5月12日日曜日

団塊世代は生成系AIの報道を毎日チェックした方が良いと思う。 I think baby boomers should check the news coverage of generative AI every day.

  昨日このブログで述べた通り、筆者は大きく分けて2項目の心配事が生成系AIに関して存在する。もちろん専門家の方に比べれば幼稚でレベルが低いかもしれないが結構重要な事だと個人的には思っている。

 メディアの生成系AIに関する報道は、どうしてもフェイク・ニュースを意図的に発信するために使われるのを阻止しなきゃとか、オリジナルの作家の版権、大手AI企業のダマテン・パクリ問題の行方だとかが多いのはご承知の通りだ。

 しかし筆者は数日前、ひょんなことからとんでもない生成系AIの問題を発見してしまった。それは三谷幸喜という放送作家・脚本家が、那須での夫婦殺人事件の実行犯の履歴が「大河ドラマに出た事のある俳優」だったため、メディアが「元大河ドラマ俳優」という肩書で報じたのを「そんな肩書は無い!」とクレームしていたのを受けて、三谷氏の事を調べたらこういうのが出てきたのだ・・。

「Microsoft Copilot(マイクロソフト コォパイロット)※副操縦士の意味」とは、Microsoft社が提供している生成AIツール。オープンAI社のChatGPT GPT4をベースに構成されている。

 しかしそのマイクロソフト社が提供する生成系AIで三谷幸喜氏を調べた結果がコレだ!
 同じ名前「幸喜」で関連付けてしまったのだろうけれど、あまりの事に尻もちを付きそうになってしまった。

 念のため、それは本当か?と再度Copilotに訊いたら・・本当だと!。
大手のIT企業・情報企業の生成系AIがまだこのレベルなのだ。

 「生成系AIを駆使してフェイクニュースを作られたら困る」だの、「クリエーターのオリジナルを版権無視でダマテンで利用してしまい、なおかつ利益を上げ金を稼ぐなど、もってのほかだ!」だの言う前に、メディアは現在利用できる生成系AIのレベルって、実はまだこんなもんなのだという危機感を報道すべきではないだろうか?

ご参考

 まだまだ生成系AIに関するニュース・解説はメディアの十分なフィルターを通って発散されていない。そんな中、読売新聞は積極的にこれらに関する記事を数多く出していて非常に役に立っている。

 今朝の紙面にもフランスの経済学者がこんな記事になっていた。
5月12日付読売新聞より

 日々、隅から隅まで生成系AIやIT関連記事をチェックすべきだろうと思う。





 このところ毎日のように生成系AIに関する諸情報が氾濫している、時系列的に事の推移を知るのは、やはり新聞が一番重要な情報源だと筆者は思う。
こまめなチェックは是非必要だろう、特に団塊世代にとっては乗り遅れたくない情報だ。

2024年5月11日土曜日

団塊世代は何度でも言う、生成系AIは未だ実用に耐え難い! The baby boomer generation has said it over and over again: generative AI is still difficult to put into practical use!

  メディアは盛んに生成系AIの凄さと未来展望を報ずる。一方でその恐ろしさや危険性も報じている。ただあくまで一般的に近い将来多用することを前提としてだ。

 専門的な領域は別として、生成系AIは我々一般人に一番関係=影響があるといえば、文章作成(レポート・論文・手紙/ラブレター・契約書などを含む)と、描画・作画・画像制作辺りではないだろうか?

 筆者が日常的に深く関わっている写真などでは被写体が何であろうと、AdobeのPhotoshopなどの画像ソフトで、トリミングや明暗、彩度調整などを既に20年以上前から行っている。

 特に写真集を自費出版する際はDTPの簡単なレベルで全カットの入稿データを作る。しかし最低限の「真実を写した画像」として写真の持つ「意味と意義」を守っているつもりだ。

 邪魔な映り込みアイテムを消込み、無かったことにするような事、あるいは光と色を作為的に盛って、より印象を誇張したりはしない。アートとしての写真と生態記録写真の境目だけは何としても守っている。

 これは決してアートとしての写真領域を否定しているのではない。筆者の方がある面異質なのは十分判って言っている。

 つまり、写真の世界などでは生成系AIの原点ともいえるオリジナルの写真から「創られた写真」へいろいろな試みが長い年月されてきたので、生成系アナログ、最近は生成系デジタル処理が既に存在したのだ。

 今騒がれている生成系AIだって、元は人間がその意志を持って意図的にAI駆使・デジタルで作り上げるものだろう?

 筆者はこの生成系AIに今非常に注目しているが、これに関するメディア報道を毎日チェックしていて大変心配な事が今2点ある。以下の2点がそれだ。

① 便利な生成系AIにあまり頼りすぎると、自分で考え、自分で作業する脳力がどんどん退化し、人間としての脳機能が今をピークにどんどん下がっていくのではないだろうか?これは、いずれ人間の脳がAIにとって代わられ、映画「AI」や「アイ・ロボット」「ターミネーター」などの世界が現実になる様な気がする。

② 写真はシステムも機械もアナログからデジタルにスムーズに移行したが、手作業の描画など美術系アートのクリエータの世界がどうなっていくかの心配・不安を持っている。手作業クリエータの醸し出す世界は大変に人間的で、感性がほとばしるものだ。

 クリエータが己のクリエイティブ作業にその人間性やオリジナリティ、手作業により生まれる人間臭さを損なわない範囲でAIを活用するのはもちろん構わないとは思うが、その作家さんらしさを見抜くファンはすぐに作品の変化に気づくものだ。

 これが生成系AIによっていとも簡単に模倣され、一見オリジナルを凌ぐような「嗜好性」を持った時、アートの世界が崩壊するのではないだろうかと危惧している。

 ②に関して言えば、例として子供の頃から好きで筆者の脳に刻まれている影絵作家藤城清二氏がいる。かって東京12チャンネルの天気予報の背景に彼の切り絵動画が流れていて、自分のひと時代の大切な記憶として残っている。つい先週NHKで朝特集をしていた。




天気予報の背景動画 1960年代からだと思うが・・・。
https://www.youtube.com/watch?v=4yZFuVqjrRE Youtubeより 4分あたりから。







 こういった手作業で苦労してクリエイトする人々の感性・センス・スキルがいとも簡単に生成系AIを持って代行されたり模倣されてしまいかねない危険性を筆者は非常に憂えている。