2025年6月8日日曜日

団塊世代は令和米騒動の一番のポイントを発見した! The baby boomer generation has discovered the most important point of the Reiwa rice commotion!

  連日メディアを騒がせている「令和米騒動」だが、流通段階で卸系企業が米を高値安定を目論んで隠していたり、海外でに国産ブランド米が日本よりはるかに安い価格で売られている事実が続々とばれてしまっている現在大ごとになる気配が見えて来た。

https://www.youtube.com/shorts/xCq5IGtWkMU

 しかし、日本のコメ流通システムの何処で、誰が流通コントロール上の利益を上げているかなど小泉コメ大臣が名前は言わないが前年比500%の利益を上げている流通業者がいるとコメントした。更には流通業界平均で前年比250%利潤が増えている・・。と今後解明への期待を国民に示しているが、実は今回の令和米騒動で明るみに出た重要な事はそういう事ではないのではないかと筆者は思っている。

 Youtubeなどを観ると、連日新たに「米を隠したのは誰だ?」だの「米が消えた理由が判りました!」など、米に関するそれぞれの立ち位置での言い分、言い訳、責任転嫁などのネタが多い。

 更にはネット上での自称情報通や自称評論家気取りの著名人が「米騒動これが真実!」的情報拡散で今やYoutubeの扉ページは半分以上がこの内容になっている。

 大きく分けると、JA農協・米流通サイドの情報発信 Vs 消費者サイド発信の一騎打ち的様相を成している。暇が出来たら片っ端からご覧になると良いと思う。 



 一方で、スーパーで売っている備蓄米なんか不味くて食えない!と豪語するサイトもあるようだが、これに至ってはあまりにも一方的ですぐ「ウソ」であることが判ってしまう情けない投稿だ。

 料理が美味い・美味くない・・などは実際自分で食べ比べてみなければ判る訳が無かろう?
「個人の味覚・感覚の差」は好きな料理、食べ物が人により千差万別で異なるように、こういったサイトのアジテーターの主張を鵜呑みにしてはいけない。

 筆者は随分前から人気飲食店の料理をネットの口コミ(知らない人の味覚での評価)を見ただけで店頭に並ぶ最近の若者に?マークを付けている。皆、余程自分の味覚に自信が無いのだろう。

 しかし日本の茶の間でTVのワイドショーでコメンテーターをしている二流芸人や忘れ去られた自称評論家の言う事を鵜呑みにしてしまう日本人の何と多い事か?世論なんて結構こういうレベルが集まってできてしまうのだ。

 何度も言うが何の根拠も証拠もない「昔からシジミって体に良いっていうじゃない?」というコメントだけでシジミサプリをポチってしまう庶民!日本とはそういう国なのだ。

  
 こういった色々な状況が生まれている「令和の米騒動」なのだが、実は一番大きなポイントが生まれている事に筆者は気が付いた!

 その一つが、政府がメディアを集めて行った’24年収穫米、古米(’23年収穫)、古古米(’22年収穫)、古古古米(’21年収穫)の目隠し食べ比べで、水分が多少少なかった古古古米(’21年収穫・ただし水加減を多めにすれば差異が判らなくなってしまう)以外「味覚・匂い」に関しては判別できなかった=皆美味しかった!という事実をメディアを通じて国民皆が知ってしまった事だろう。米業界、これが実のところ一番ヤバいと思っているのではないだろうか?

 さらに掘り下げれば、収穫年による味の差が判らないのであれば、ブランドの差(魚沼産コシヒカリ、宮城のササニシキ、など)などもっと判らないのでは?という疑問が生じて来たという事だ。

 そうなってしまうと「ブランド米の神話」が崩れてしまい宣伝文句だけでコメの優劣を信じ込まされてきた消費者の目が覚めてしまう事になる。

一応ネットでAIに訊いてみると・・。

・・・と言う事になっているが、これらの特AだAだのの差は今問題のJA農協や農林水産省など「米流通諸悪の根源グループ」が評価しているという点で、一般消費者が信じなくなる可能性が高くなっていくのではないだろうか?

 つまり、米の味・品質はブランド米だろうがそうでないコメであろうが、普段主食として食べるにおいては大差ない!だから普段の食卓は安いコメで充分!

 高いコメはランチやディナーで数千円~数万円かかる高級飲食店が使えば良いんでは?そこでご飯が不味ければ、客として「こんなに高い料理なのにご飯が不味かった!」と投稿すれば良いのだから・・。飲食店は真っ青だろうに。

 今までブラックボックス的だったコメの味と価格。この領域に国民が目覚めた点が今回の「令和米騒動」で一番のポイントではないかと筆者は思う、如何だろう?

  国連が提唱して日本人が一番世界でまじめに取り組んでいるという「SDGs」この何番目かに「つくる責任とつかう責任」というのが在る。しかし「売る責任」というのは存在しない!だから筆者はこのSDGsを全く認めていない。

 このSDGs、筆者は当初から大問題だと思っている。あらかじめ「売る責任=流通・販売」に関しては問題が多すぎるから外したのではないだろうかと怪しんでいる。

 小泉進次郎議員が環境大臣になった際、レジ袋を有料化したが、お店は1枚3~5円で消費者に売りつけている。これらの製造価格をご存じか?普通スーパー、コンビニ程度の店なら1枚当たり50銭もしないだろう。無地ではなく店名をプリントしての話だ。

 だからSDGsの名の元、小売店は実はレジ袋で儲かっているのだ!だから筆者はどうしてもレジ袋が必要な場合は買うが、裏返しにしろと店に言う。何故消費者が店の名前をプリントしたレジ袋をお金を出して買って店の宣伝をしなくてはいけないのだ?

 日本の消費者はあまりに人が好さすぎる。


 次に「米」というモノに、新米とブランド米くらいしか知らなかった「一般人知識」の中に、実は世の中に怪しいコメが存在するという事を知り始めた点も忘れてはいけないと思う。

 それは「プラスティック米」と「新プラスティック米」という聞きなれない言葉だ。

 

精米改良剤・・TVのワイドショーやNHKでも聴いたことが無かった。

コンビニがスポンサーの大きな位置を占めている民放ではまず取り上げまい?

 今回の令和米騒動、参院選へ布石だとか言う前に、消費者として「主食の米」に関してもっと眼を見開いて知識吸収が必要だと思い始めた大きな転換点のような気がする。コメの値段が高い安い…より筆者はもっと重要な事に気が付かされてしまった。