梅雨に入る直前、晴れが数日続くというので東京の緑地二ヶ所のオオタカの営巣地を廻ってみた。
最初に偶然営巣を発見した緑地は、鳴き声も聞こえなかったのでまだヒナが孵化したか否かも判らない状態だった。一方で二番目に遭遇した緑地は最初に観た日にすでに三羽のヒナがいて、このブログでもご紹介した通り。兄弟三羽のうち二羽の育ちが速く、三番めの末っ子がまだ白無垢で、遅れている感じが見て取れた。
昨日はその二番目に遭遇した緑地の方を先に見学したが、早育ちのヒナは巣から出て傍の太い木の枝に留まっていた。巣立ちの初期段階に入っていた。
昼過ぎになって、最初の営巣地に行ってみたら巣から元気なヒナの声が聴こえて来た。孵化したようだ。
その孵化したヒナへの親鳥の給餌行動を観察、撮影できたのでご紹介。
このブログでも幾度も断わっている通り、「野鳥の凄い瞬間をコンテストに出す為の一枚だけをキレイに撮影する」努力より、「ボケていても良いから生態を理解するためのカットを数多く撮りたい」・・筆者の理念に沿っていくつか撮影できた。
この理念に沿って撮った昨日のオオタカのヒナ給餌・・・。
巣を目視で見通せる高い樹の上でオスの採餌を待ち、巣のヒナと鳴きかわす親。
其処へオスが餌を捕えて戻って来た。
餌を受け取ったメスが啼きながら巣へ向かう。獲物の小さな足が確認できる。
夕方15:54、西に向かっての撮影、超逆光でシルエットに近い。
巣には二羽のヒナが確認できる。
餌を貰ったヒナが呑み込む!
親鳥は巣に長居はしない、給餌を終えるとすぐに巣を離れる。
餌渡しを終えたオスなのか、ヒナ給餌を終えたメスなのか?