2024年11月15日金曜日

工事中だった野川自然観察センターがオープンしたが、最悪で呆れた! The Nogawa Nature Observation Center is re-open today, but I'm stunned and disappointed.

  長い事工事をしていた野川の自然観察センターが昨日再開されたが、靴を脱がなければいけないというので、呆れて中へは入らなかった。


オープンだからではあるまいがジョウビタキのメスがお祝いに!


入り口で呆れてしまい、中へは入らなかった。


たぶん全国でココだけだろう靴を脱がせるビジターセンターって!

観察をしていたら皆さん看板を見て、随分多くの方が入らず通り過ぎて行った。

 ほぼ毎日、少なくとも週に3~4日犬の散歩や野鳥撮影、ホリデーに軽いテントを張ってアウトドア・ライフを楽しむ近隣住民はまずこの自然観察センターへは来ないだろう。せいぜいトイレに来るくらいだろうと思う。しかし新しくなっても靴を脱いで上がらないとトイレに行けないのでは、事実上トイレは無いのと一緒。

 しかし今までのセンターは靴のままトイレにも行けたし、館内も見られた。しかし今日再開したセンターは靴を脱げという。信じられない施設だ!

 野川公園一帯は少なくともほぼ全面深い草地であり、夏の最盛期は深さ2~30㎝の草の中を歩くことになる。街中の舗装道路を歩くタウンシューズで来る人より、しっかりとした紐の編み上げトレッキングシューズの人の方が多い。犬の散歩の人でもサンダル履きやつっかけの人はまずいない。毒虫などから身を守る履物を履いている。脱ぎ履きが大変な装いなのだ・・。特に自然観察園へ入る人たちは。

 筆者が知っている全国の自然観察センター、ビジターセンターの類で靴を脱がせるような非常識な所は何処にもない。一体、管理者なり設計者は「自然」というものをどう考えているのだろう?あまりに利用者側の考えに無知ではないだろうか?

 設計者たちが利用者の立場になって考え設計したとはとても思えない、依頼した役人たちも自分が利用者では無いから、来場者の心理など考えもしない結果なのだろう。

 基本的に野川公園は旧国際キリスト教大学ゴルフ場跡だから非常に広い。日常、此の野川公園を利用する人々にとっては、真夏の夕立その他で駆け込む緊急避難場所でもあり、ウォーキングの途中でトイレに寄る場所だ。

 その場所が靴を脱いで上がらねばならない・・・と聞いた途端、利用などする訳がなかろうと思う。

 まずは、この靴を脱がねば入れない、利用できない・・・でこの施設は失格!

 それに、この施設建て替えは以前から告知されていたが、それより大雨などの影響で傷んだ園内の木道の修理を並行して早く行うべきだろうと思うが如何?自然観察園センター施設も重要だろうが、はるかに利用者の多い園内の木道修理の方が最優先で重要だと思う。

 少なからず、我々が払う高い税金の一部も使って建てているのだから言わせてもらう。

 ネット上ではこの夏から通行止めになっている部分の案内は出ているが、いつ通れるようになるのか全く告知が無い。何故なら一番自然の動植物が多い重要な場所がこの赤い部分なのだ。

 更に言わせて頂きたいのだが、もともと野川自然観察園へ行かれた方なら知っておられようが、数年前からその入り口に野良猫が数匹居て、餌やり婆や爺がパンくずなどを大量持って来て与えているのだ。飼い猫の野良化した猫に餌をやるなど何が自然観察園だ?

 餌やり婆が病気で来られなくなったり、死んでしまえば猫たちも死ぬのだ。

 一度「おかしくないか?自然観察園の入り口に飼い猫の宿無しが居て餌やりをしているって?」と問うたことがあった。そうしたら餌やり婆たちは「私たちは小金井市の許可を得ているんだからねっ!」とムキになっていた。

 それが本当であれば許可をした小金井市の職員って「自然」をどう考えているのだ?呆れてしまう。さらに自然観察園の係員たちも全然注意もせず、それを認めているのだから呆れてしまった。かっての鶴見川のゴマフアザラシ「タマちゃん」に餌を投げた無知な人たちと何ら変わるまい?ぜひメディアの取材をお願いしたいところだ。

 そういった猫たちのお陰で2010年頃まではたくさんいた藪鳥系(カシラダカ、アオジ、クロジ、ウグイス、ルリビタキなど)が全く居なくなってしまった。自然観察園ではどう考えるのだ?

 今から6年ほど前、この辺りを撮影収録し筆者が自費出版した「野川の野鳥」という写真集を2~3冊自然観察センターへ贈呈したが、まったく利用していない様だ。多分個人で所蔵してしまっているのだろう。そういった多種多様な野鳥が豊富にいた証拠写真集にもなるはずだというのに。


2018年に数冊進呈したが、来場者閲覧もされず何処へ行ってしまったのだろう?

 もう一つ言えば、こういった自然観察センターなり公園の開園時間は何処も午前9時なのにここだけは午前9時半だ。「自然観察センター」であれば、少なくとも他の施設同様9時には開けるべきではないだろうか?

 新宿御苑、明治神宮御苑、小石川の東大植物園、目黒の自然教育園、野鳥が沢山いる公園は何処も午前9時オープンなのだ。特に野鳥の活性する時間は日の出から午前9時くらいまでなのに地元野川の公園だけ30分遅い理由は何なのだろう?職員なり施設管理者の無知・怠慢以外考えられない。自然を知らなさすぎる。

 声を大にして言いたい!どこかマスコミ・メディアに取材してほしいと思う。最近タレントなどを使って軟弱になった「NHKダーウィンが来た!」でも良いから、首都圏の自然公園の実態比較を放送できないモノだろうか?

 ① 自然公園の中の観察センターなのに靴を脱がなきゃ入れない。

 ② 他に比べ30分遅く、朝9時半にならないと入れない自然観察センター。

 ③ 自然観察センターと銘打っておきながら、入り口に野良猫が居て餌やりなどを許す。

 ④ 公園内でリードを外して放し飼いをした飼い犬などにかまれて傷ついた野鳥を持ち込んだら迷惑がられた。武蔵境駅前の日本獣医生命科学大学(車で10分!)などと連携をとればいくらでも野生の命を救えるだろうに、何が自然観察センターだ?

・・もうこれだけで、建物だけ新しくしても中身の伴わない「自然」という名に恥じる最悪の施設だと言わざるを得ない。

 関係者達に猛省を促したい!