今朝の読売新聞を開いて筆者は思った。「AIはごく近い将来、人類の意に反して『暴走』するのは間違いない。生成AIが便利だとか、面白い!などと言っている人は真っ青になるだろう。」
ChatGPTが出現したちょうど2年前、直感的・生理的にだが筆者は「恐怖」を感じた。我が友は「すげー!便利!」とのめり込んだが、筆者は瞬間「これで人類の脳は今をピークに退化する」と思ってしまった。
NHKクローズアップ現代でもこの辺りは随分前から取り上げてきている。
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4249/
この2021年頃のスマホ・ジャンキーに対する警鐘は3年後の今、2024年街中を歩いていてものすごく気になる。電車に乗っていても、駅の階段を下っていてもスマホを見ながらスマホに操られながら行動をしている地球人だらけなのだ。
電車に乗っていても・・・
交差点を歩いていても・・・
いつから東京は、世界は、地球上はこうなってしまったのだろう?
何度もこのブログで紹介した8年前に発表されたこのVIDEOはまさに今現実となっている。
実は筆者、1968年に封切と共に観た映画、アーサー・C・クラーク+スタンリー・キューブリックの「2001年宇宙の旅」を観た時、
その後そのタイトルの2001年から10年後の2011年パリの映画美術館でスタンリー・キューブリック特集を観た時、二度ほど天からの啓示を受けた気がしている。
最初はモノリスの存在が現実的にあるかもしれないという事と、二度目のパリではちょうど爆発的にスマホが広がった事への「ある種の恐怖」だった。
NHKのスマホ脳への警鐘がまさにこの恐怖の現実化だった気もする。アンディッ・シュハンセンの「スマホ脳」を読んでその憂いは確信へと変わった。
何度も読み返してスマホの怖さを知った、必読書。
それが、スマホに限らず生成系AIを含めて総称としてのAIへの人類とのトラブル発生にいま科学者やメディアの研究者たちが警鐘を鳴らし始めている。
今朝の読売新聞の記事はこの点を報じている、必読だろう。
読売を定期購読していない人は是非駅売りででも購入して読むことをお勧めする。
それが既に今から56年も前、1968年に封切られた「2001年宇宙の旅」で、高性能コンピュータ「HAL2000」と人間の「意志の違い・判断の違い」から生ずるトラブル・事故・悲劇でコンピュータと人間の間の大きな問題に警鐘を鳴らしていたという現実に驚嘆しているのだ。彼らは預言者か?ノストラダムスとはちがって、エビデンスのある予言だから怖い。
勿論筆者も当時はまだ20歳で、パソコンもスマホも世の中に無いからその問題に関しては考えもせず、コンピュータと人間の関係も想像すらできない頃だが、2011年や今は違う。
2011年当時、筆者まだ情報端末はその機能が80%以上通話主体のガラケーだったし、パソコンでDTPを出来るようなスキルは持ち合わせていない。デジカメで撮った画像をPCで画像処理はしても、ブログはまだ始めていないからコンピュータと人間の関係が今ほど複雑になるとは思っていない。
しかし2年前の11月、ChatGPT登場以降、AIの急速な広がりは既に人間のPCコントロールが出来かねる段階に入っているような気がする。とっくに人間がスマホに毒されているように・・・。