世田谷区大岡山に在る東京工業大学キャンパスを塒にし、20世紀から繁殖してきたワカケホンセイインコ。筆者の住む三鷹市では朝夕上空70mほどを行き来する姿が2000年頃から目立っていた。
それが、東京工大キャンパスの大がかりな工事で塒が無くなり、3つのグループに分かれて分散したとの話を聞いたことが有った。要は東京の都心緑地に分散して繁殖を始めたようだ。
本来の生息地は中央アフリカ附近とインド附近 Wikipediaより
本来アフリカの赤道の少し上、中央アフリカという国付近とインド全域に生息している大型インコだが、ペットの篭脱けで広がったのか、東京中心に広がったようだ。進入生物データベースに載っているが、農作物の食害、他種の塒(ねぐら)横取りで生態系に影響が出るのではないかと危惧されているようだ。
今まで筆者が撮影したのは、上野恩賜公園、小石川東大植物園、目黒自然教育園、明治神宮、神代植物園、野川流域、カラスの代わりにこのインコが都心に蔓延ってくれれば・・・どうなんだろう?
以前も一度このブログでカラスの群れを追い払うこのインコの生態をご紹介したのだが、最近とみに低空で住宅街を旋回することが増えてきた。
尾が長いので遅いかと思いきや、結構なスピードで飛びまわる。
野川上空を何度も旋回した際の画像
一羽ずつ撮影するのは意外に難しい
朝の愛犬散歩でコンデジ撮影した個体
野川流域では群れでカラスを撃退していた
カラス数羽を倍の数で追いやる
意気揚々と凱旋するワカケホンセイインコの群れ、群れ意識が強いようだ。