2024年2月14日水曜日

ミソサザイ、明治神宮、大町公園、奥日光湯川、探索紀行。 The Eurasian Wren at Meiji Shrine, Omachi Park, also at Okunikko Yukawa, researching trip.

  昨日までは野川中心にミソサザイの生息状況をご紹介したが、最終日の今日は筆者が過去遭遇できた国内でのミソサザイの画像をご紹介。

 これ以外、英国ロンドンのキューガーデンで沢山のミソサザイに遭遇したが、これはまた別の機会に・・。

 何といっても一番数多く遭遇したのは、奥日光の湯川流域。5月頃オオルリ、キビタキ、キレンジャク、その他数多くの野鳥を観察に行く際必ず湯川のあちこちで大きな声で囀っているのが此のミソサザイ。

 湯川の川の瀬の音など問題ないほど。コマドリと競い合うように鳴き上げている。

 まずは身近な明治神宮。

 此処は干上がったままの北池からは姿を消したものの、御苑内部の南池(なんち)周辺でチョロチョロしているのにうまくすれば遭遇できる。

池の端の特徴的な護岸コンクリ柱の内側の枯れ草の間をぬっていた。

残念ながら観光客の笑い声で飛び去ってしまった。

 次は、千葉県内の大町公園。此処は広いので出遭えたらとてもラッキー。

 ミソサザイが好みそうな湿地だらけなので、ルリビタキを探すついでに遭遇できる可能性が高い。しかし3回ほど遭遇したどれもぴゅーっと飛ぶようなことは一切なく、まるでゴキブリのように枯葉・湿地の隅っこをちょろちょろしていた。動きは明治神宮のそれに近かった。
 野川流域の様なスピーディな動きには出遭ったことがない。ただしやたら暗い所にいるので撮影は相当苦労するだろう。

薄暗くて苦労した撮影だった。

 最後は本場、奥日光戦場ヶ原の奥・湯川沿い。

 此処名はにかく声を頼りに探せば、川の中の倒木の尖がった部分の頂点で盛んに鳴いている。オーディオの好きな方であれば、あのような大きな音を出せる高音スピーカー是非とも欲しいと思うに違いない。一体何dB出ているのだろう?あの小さな体から。
これが一番普通のミソサザイの囀りのスタイル

たまにタイプの違う黒っぽい種にも出遭える

5月ともなれば営巣活動を観察もできる

反射神経が良ければ300㎜くらいの短い望遠で飛翔シーンを撮影するのも可能だ。