ヤマセミ撮影のついでにキアシシギが程よい距離に3羽いたので、観察しつつ撮影をした。偶然夕方、オーストラリアからキアシシギの渡りのルートの研究をされているAlan Stuartさんのレクチャーがあるというのでこれ幸いと人吉から八代のハーモニー・ホールまで車を飛ばした。ぎりぎり駆け込んだレクチャー室には高野先生、浅井さん、栂野さんなど見知った先輩たちがおられた。
こちらは海辺の野鳥は全くと言っていいほどちんぷんかんぷんなので、昨年の暮れから八代の前川河口で少しづつ勉強中といった超初心者のレベルなので話を結構真剣に聞いた。アラン氏は自費でこのキアシシギの渡りを研究されているとかで非常にまじめな方とお見受けした。何とか細胞の研究者とは違っていろいろノートに書き込んでいた。
人吉といった海から30kmも内陸の川に滞在し採餌しているという情報には少し驚いたようで詳しく情報を知りたいとの事だった。お役に立てるのであれば悦んで情報を送る事を約束してハーモニーホールを後にした。
人吉でのキアシシギは朝6時から川幅200mのエリアで採餌していた。数日前1kmほど上流で目撃された3羽がそのまま下流部に移動したものと見受けられた。
球磨川の瀬の石の上で採餌後の休み中
なかなかスマートで綺麗なシギだ。
独特の鳴き声で飛び立った。
高速シャッターのおかげで主翼の仕組みなども良く判る。
向こうに一緒に行動している個体も見えている。
3羽で付かず離れず行動していた。
岩の裏側の川虫を食べているのだろうか?くちばしの先から舌が出ているように見える。
八代ハーモニーホールでのアラン氏のキアシシギ講座、勉強になりました。
※人吉遠征中なので、週末特集の「団塊世代のヤマセミ狂い」は5月いっぱいお休みして、こちらでの毎日の成果を掲載させていただきます。