2013年8月31日土曜日

Mount Fuji was registered as a cultural site of world heritage. 富士山が世界文化遺産に指定された。

 Mount Fuji was registered as a cultural site of world heritage this year. The most of Japanese are delighted about this. After this news I found many photo-contest about Mt.Fuji. Today's photo is an image of Mount Fuji which I photographed.

 富士山が世界文化遺産に指定された事はメディアの報道でご存じの通り。東京都内その他ではあちらこちらで富士山の写真展やコンテストが行われている。私の知人にも数人富士山ばかり追い掛けている写真家がいる。季節は圧倒的に空気が澄んでいる真冬の寒い時期が良いそうだ。寒くて風が強ければ最高だと、撮影する方は大変だろう。真っ赤な鼻の頭が目に浮かぶようだ。

 今日は恒例、WEEKENDの野鳥以外の写真をアップする日だが、自分で撮影した富士山をご紹介。自分にとって富士山は3つの撮影チャンスが有る。その第1は野鳥撮影行の途中で撮る富士山。どうしても富士五湖、八ヶ岳付近からの撮影に限定されるが、落ち着いて撮れるのもこのケース。第2のケースが新幹線の中から撮るケース。だから指定席で2人掛け側のE席を取るのが決まりになっている。最後が飛行機で熊本ととの往復の最中に撮影する空撮の富士山だ。

 それぞれに味が有って、良い味が出ていると思う、自画自賛!私は写真コンテストには興味が無い。撮影者と同じ苦労をせずに単に出来上がった画像を比べるだけの審査員が優劣をつけるのはどうも好きでない。ましてやそんな審査員に受けようと色々画像処理で色増幅をしてみたり、レタッチ屋さんに修正してもらうなどと言う事は、写真撮影に対する理念が違いすぎる。

 今日の画像は田貫湖附近にヤマセミ、その他の野鳥を撮影に行ったついでに撮影できた富士山。なかなか好条件だったようだ。

Midnight Mt.Fuji from Lake Tanukiko. The west side of Mt.Fuji. 
真夜中の富士山、富士山西側の田貫湖からの撮影。裾野の向こうの明るい部分は不夜城・首都東京の灯り。
 
Sun rise from sholder of Mt.Fuji.
もう少しでダイヤモンド富士になる所だがこの辺りが一番良い雰囲気だと思っている。ダイアモンド富士になると頂上がなかなかうまく写らない。
 
The Red Mt. Fuji as reflected in a lake.
北斎ではないが、赤富士の逆さ富士。理論上は赤富士のバックに赤い雲はなかなか撮影できない。
Red coverd on top of the Mt.Fuji.
太陽が沈む最後の一瞬、頂上だけに日が当たって赤くなる。年に何日も撮影できないそうだ。非常にラッキーだった。

2013年8月30日金曜日

The Crested Kingfisher chases the back of the Common Kingfisher. ヤマセミがカワセミを追い掛け回した!

  In 2012 May, I saw the Crested Kingfisher  chases the back of the Common Kingfisher at the Kumagawa river of Hitoyoshi -City. I saw only a kingfisher at first in a photographing moment. I found that the kingfisher came out together only after return reproduced with a PC at a hotel. I was so surprised to know this fact very much.

 昨年の5月人吉市内の球磨川でヤマセミがカワセミを追い掛け回すところを偶然撮影できた・・・と言うより後で宿でパソコンでその日撮影したヤマセミの画像を観て発見したのだが。撮影中はいつもの通りヤマセミの飛翔シーンなどを撮影していた。
 直線的な飛翔ではなく、何かいつもと違うなと思う程度にカギ型に2~3度ジグザグに蛇行したので、何だろう?とは思ったもののその場ではさして気にしなかった。

 で、宿に戻って14インチのノートパソコンで再生して思わず声が出てしまった。いつものヤマセミの前に小さな青い野鳥が写っているではないか!全部で10カットほどそのチェイスの模様が写っていた。ヤマセミがカワセミを追い回すなど考えた事も無かったので野生の不思議をまざまざと考えさせられた経験だった。同じグループの、どちらかと言えばブッポウソウやアカショウビン等よりはるかに近いファミリーなのにこういう事も有るのだ。他の人吉での画像では仲良く並んでいたり一つの画面に写る事が在るというのに・・・。体格も餌の大きさも相当違うし、余程カワセミがヤマセミの気に障る事をしでかしたのだろうか?
 
The Crested Kingfisher  chases the back of the Common Kingfisher #1.
最初から3カット目の直線で追いかけ中。崖の日陰の部分だったので撮影中はカワセミは全然視えなかった。
 
The Crested Kingfisher  chases the back of the Common Kingfisher #2.
距離が縮まってカワセミがターンを始めると瞬時にそれに合わせてターンに入るヤマセミ、その反応の速さは驚くべきもの。
 
The Crested Kingfisher  chases the back of the Common Kingfisher #3.
画面では距離が縮まっているように見えるが2羽とも手前にターンしてきているので、実際は距離の差は縮まっていないと思う。
 
とにかく驚いたのだが、この後の結果にはもっと驚かされた。なんとヤマセミは2~3回のターンでカワセミを追い詰めておきながら、そのまま知らん顔で追い抜いて行ったのだ。陽の当たる明るい部分に出てきてしまい画像的に絵に成らず掲載できないが間違いなく何もせずに追い抜いて行っている。
 
ヤマセミを中心に4年間観察撮影を続けていて、このようなシーンに出遭えたのはまだこれが最初で最後だが、今後も常に気配りをしながら球磨川の土手を歩こうと思う。このサイト、ブログをご覧の方で球磨川沿いあるいは白川、菊池川、氷川など熊本県内の河川でヤマセミの面白い生態を観察・撮影された方がいらっしゃったら是非ご連絡頂きたいと思う。もちろん国内の他の場所でも結構なの是非でよろしくお願いしたい。
 
 

2013年8月29日木曜日

Crested kingfisher and common kingfisher Part 3. ヤマセミとカワセミの見比べ その3. 最終章

Today's photos are the last of Crested kingfisher and common kingfisher. These two  birds are belonging to the same group. Therefore, the posture of these two diving and return most same style, too. Anyway Today's photos are the last three.

 ヤマセミとカワセミの非常に似通った生態を検証する画像は今日でおしまい。今後は熊本市内の市役所の目の前の坪井川の堤防でも目にする事が出来るカワセミをもっともっと観察して、ヤマセミとの類似点を画像に収録できるよう修練を続けたい。
Both dive to catch the fish. Same back side photos.
偶然ダイブの瞬間を裏側から撮影していた。左は三鷹の野川で2006年、右は球磨川本流2013年。
 
Both of them are back with bait in its mouth.
カワセミは小さな川エビを、ヤマセミはオイカワのオスを咥えて水面に上がってきた。
 
Both of them rest on the cable together.
人吉でしか撮影できないだろう、ヤマセミとカワセミの同居シーン。人吉では珍しい事ではなく幾度か同じフレームにこの2羽が同時に入った画像を撮影している。

 
 球磨川本流や川辺川、あるいは万江川でヤマセミの観察撮影を行っていると、必ずと言って良いほど例の自転車の壊れたブレーキのような声のカワセミが目の前を賑わしてくれる。もう完全にハンティングの場所はオーバーラップしているのだが、採餌する魚の大きさが全然異なるので争う事は無い。ただ1回だけ目の前でヤマセミがカワセミを追い掛け回す珍しいシーンを撮影できた。今年自費出版した「川辺川・球磨川流域の山翡翠」に収録してあるが、此処でも紹介したい。いずれこのWEBサイトのレポートのブロックでChapter4にもう少しすると出てくる。明日のブログはこれをご紹介したい。

2013年8月28日水曜日

Crested kingfisher and common kingfisher Part 2. ヤマセミとカワセミの見比べ その2.

Today's photos are Crested kingfisher and common kingfisher again. I found out image of similar scene between these two kind of wild birds. Diving, feeding, turning etc. It is very interesting when I compare these two of them.


 2日前のヤマセミとカワセミの比較画像を紹介したが、もっと他に無いものかと軽い気持ちで在庫画像を捜してみたら、やはり圧倒的にヤマセミの方が枚数も多く、まずカワセミの観察をもっと行わねばと思った次第。しかしご存じのようにカワセミの方が遥かに身近に居ながら飛翔画像などは撮影しにくいすばしっこい野鳥なのだ。岩合さんのネコとライオンほどではないが、少しはその似た生態を理解できればと恥を忍んでピンボケやブレた画像をご紹介。

 
Both jump in right above from the surface of a river
ヤマセミもカワセミもあまり川面から飛翔態勢に戻る際に真上には上がらない。しかし球磨川のある場所のつがいは2年前からこれが大得意!だから採餌に非常に便利な場所を共有している複数のつがいの中で彼らだけは判別できている。カワセミを見下ろさずに水面レベルで撮影するのはなかなか難しいが、この画像は三鷹の野川の土手の草の上に迷彩服の上下で腹ばいになって撮影したもの。散歩している犬が我が身の上を乗り越えて行ったのを覚えている。
 
They both turning in similar form with call.
これはカワセミは万江川、ヤマセミは球磨川本流。何故か両方とも鳴きながらのターンに何か意味が有るのかと思うが理由は判らない。別に縄張り争いでもペアの相手を呼んでいる風でもなかった。もう少し観察を続けたい。

2013年8月27日火曜日

Different two kind of wild birds together. 2種類以上の野鳥の同居画像

  It is a simple thing to photograph one kind of wild bird in wherever. However, it is not a so simple thing to photograph wild birds more than case except the waterfowl, two kinds at the same time. Today's photo was taken by accident. It is not so easy usually to do like this.

  2種類以上の野鳥の1フレーム撮影は、水鳥のように生活環境が同じで、群れを作る事で危険から身を守る種の野鳥の場合は比較的簡単だ。しかし、野山の単独行が多い野鳥の場合、しかも旅鳥や渡りの鳥の場合は非常に難しい。たとえば混合で群れを作る事が有るヒレンジャクとキレンジャクや、ムクドリにコムクドリが混じる場合などは可能だろう。自分でもいつか撮影したいと思っている。

 しかし、ホオジロやカワラヒワの様に、絶対数が多くない季節の野鳥の1フレーム同時撮影はなかなかチャンスが無い。それこそ、いつも行く度にお参りしている人吉のパワースポットでヤマセミ神社と勝手に名づけている「矢黒神社」の御加護有ってもなかなか回り逢えるものではない。

 そんな中、今まで幸運にもアカゲラとアオゲラ(三鷹)、ノビタキとアオジ(北海道霧多布湿原)、オオルリとキビタキ、ルリビタキとキビタキなど絵にかいたような画像を収めるチャンスが有った。今日はその中から5月の後半にこのブログが始まった頃一度ご紹介したオオルリとキビタキ(日光東大植物園での撮影)、日光戦場ヶ原・湯川沿いで撮影したルリビタキとキビタキの画像をご紹介。



 

Blue-&-white Flycatcher on left,Narcissus Flycatcher on right.zoom up in yellow square frame.
5月の日光報告の時にも掲載したオオルリとキビタキの画像、どうしてもどこに居るのか判らないというお問い合わせが有ったので、拡大して黄色い枠のなかに引き伸ばしてみた。実際はその黄色い枠の上の部分の画面に居るのだがお判りだろうか?
 

Red-flanked Bluetail is far side, Narcissus Flycatcher in this side in Nikko Senjogahara.
この画像は湯川沿いに何枚か撮影したうちの1枚。あとはすべてどちらかが後姿だったり、木が重なったり動いてしまっている。かすかに写っている白い点は雪。
 
Two Crested Kingfisher with Mallard family.
ホームゲレンデの人吉市の球磨川。温泉町の左岸に近い岩の上でマガモのファミリーと一緒に休むヤマセミのつがい。昨年の人吉探鳥会の時の画像。人吉の探鳥会は非常に成果が多く、この時は探鳥会終了後川辺川に移動した有志でヤマセミの縄張り争いを観察・撮影できた。探鳥会で確実にヤマセミに出遭えるのはこの人吉温泉町の会位ではないだろうか?今年も11月に行われるはずだ。
 

 

 

2013年8月26日月曜日

Mitsuaki Iwago's photograph exhibition" Cats&Lions" is really splended. 岩合光昭氏の写真展「ネコライオン」は素晴らしすぎる!

 Mitsuaki Iwago's photograph exhibition" Cats&Lions" is held at The  Tokyo Metropolitan Museum of Photography, until October 20th 2013.
http://www.digitaliwago.com/nekolion/ 
It's concept is "The Cat is a small lion, The Lion is a big cat" This Mitsuaki Iwago's photograph exhibition teach me the animal photograghing has infinite possibility.The fun of the comparison between cat and lion is equal to the comparison between Crested kingfisher and common kingfisher.

 10月20日まで東京恵比寿の東京都写真美術館で行われている岩合光昭氏の「ネコライオン」という写真展は野鳥を含めた動物写真家にとって非常に興味ある提案をしてくれていると思う。週末金曜日は夜9時まで開いているので8月23日(金)に観に行ったが、今までのどの写真展を視た時にも感じなかったかなり強いショックと納得を覚え非常に良い時間を過ごせた。行ける方には是非お勧めしたい。
http://syabi.com/contents/exhibition/index-1935.html 

 私の8月13日のブログを思い出して頂きたい。この日の掲載内容はカワセミとヤマセミのダイブの瞬間の画像を2枚づつ掲載しほぼ同じで似ていて面白いという説明をした。まさに同じコンセプトでネコとライオンの同じようなシーンをあらゆる場面で切り取り並べて展示しているのだ。カワセミとヤマセミはほぼ同じ環境で似たような背景になってしまうが、岩合さんのネコとライオンは生息背景があまりに違うのではるかにその意味と面白さは違う。同時に撮影活動は非常に大変だ、自分で撮影する事を考えたら双方を同時に撮影できる人吉市が存在する分こちらの方が全然楽だ。

 しかし、ダイブの様子以外のカワセミとヤマセミの似ている場面が有るかもしれないと自宅に戻って数時間パソコンと格闘して過去の画像を記憶の中から捜したら結構あったのでほんの一部を紹介したい。当然こういう事を想定して狙って撮った訳ではないので画像の出来・不出来はご容赦願いたい。

Both the common kingfisher and the crested kingfisher have bait in their mouth; and a front face.
ヤマセミもカワセミも餌を咥えて正面顔。冠羽の分だけヤマセミの方が頭でっかち!
 
 
Both hovering in the air and a front face.
双方のホバリング正面画像、餌を狙って水中を観る鋭いまなざしは一緒。


Both hovering in the air and a side front face.
これもホバリングの斜め前からの同じようなシーン。
 
Both diving in the air and a side face.
8月18日のブログにも掲載したダイブの模様の比較画像。
 

2013年8月25日日曜日

The old photographs are very important. 昔の写真画像は大切だ。

 I think the old photographs are very important to inspect the old time. Today  I show you old photograghs of 70's England. I photographed these photographs at the time of first overseas travel. In 1972, The Beatles was already dissolved, and an individual singer called Gilbert O'Sullivan appeared in the hit parade of the BBC with "Alone again naturally".

 古い写真と云うのは個人的な”想い出”になるのはもちろんだが、当時のその場の文化指標にもなる事が多く、背景の方が後になって貴重になる場合も有る。もちろん人間にとっての各時代ごとの思い出は写真が一番だろうが、私にとってはその当時の音楽の方がその時代の「空気」や「シーン」を思い出せる場合が多い。それがオールディズのレコードコレクションになっているのかもしれない。

 今日の画像は1972年に初めて海外に行った時のイギリスの画像。まだ英国行きのエアーラインはBOACだったし、出発も羽田空港でアンカレッジ経由のポーラールート(北回り)路線だった。赤軍派籠城の浅間山荘攻防戦を空港のTV中継で視ながらの出国手続きだった。ビートルズは既に解散して存在せず、英国ではおかっぱ頭のギルバート・オサリバンというアイリッシュの歌手がピアノの弾き語りでBBCヒットパレードを上昇していた。日本では沢村忠というキックボクシングの王者が頂点に居た頃、筆者24歳。

 この頃のカメラはもちろんフィルム銀塩一眼レフカメラ=Canon・FTb。これにFDズームレンズ+50mmレンズを持って、あたりかまわずシャッターを押していた。大学の教育学部美術専攻科で写真を独学(担当教授がいなかった)で勉強していた為、個人用の暗室を大学の美術室の隅に保有しており、いくらでも現像焼き付けが可能だった。

 ヤマセミの撮影に非常に役立つ写真の基本はこの頃から学んでいたようだ。野鳥ばかり撮影しているより、他の被写体、たとえばSL人吉号や、昆虫や、飛行機といった動くモノをその速度に合わせてフレーミング、フォーカッシング出来るようになるのも一つの修練かもしれない。

Rainy London in 1972 April.
モノクロならではの英国ロンドンの雨のたたずまい。凄く暗くて驚いた記憶が有る。
 
Foggy morning in London same as above.
霧のロンドンの早朝一方通行を行くタクシー。右手の後ろ向きの車は配達中だろう。
 
The Regent street in London and BOAC office.
カーブを描いて有名なロンドンのリージェント・ストリートのBOACオフィス。
 
 
School girls waiting the changing of the Queen's Guard at the Backingham palace.
バッキンガム宮殿前で衛兵交代を待つ女子小学生たち。
 
Two old men waiking on a beach walk of Bournemouth.
1972年のドーバー海峡に面した英国保養地ボーンマスで撮影した老人2人。
 
Two Japanese walking same place as above after 27 years.
上の画像の記憶が有ったので、1999年出張で行った時に足を延ばして同じ場所で同じような演出で撮影してみた。こういう事が出来るのが昔の画像を頭に入れて置く事の面白さだろう。街灯は変わり手すりも出来ているが、左に見える夏季の貸小屋(着替えなどを行うサマーレンタルハウス)はそのままだ。遠くに見えるドーバー海峡に突き出たレストランなどもそのままだ。犬の散歩禁止の立札が立っている。
 
 
 


 

2013年8月24日土曜日

What were you doing in 1963 ? 50年前1963年貴方は何処で何を?

 I was bone in 1948 December, So I am a group member of baby boomers. When I am 15 years old, in 1964 The Beatles boom coming to Japan same as another countries. In 1964, It was a year of the big change for Japan. This year, Olympic games was held in Tokyo. And  also the capital expressway has completely changed the appearance of the Tokyo. From now on, I would like to think about '60s cultures on saturday and sunday.

 毎日野鳥情報ばかり掲載しているが、閲覧者の方々から以前掲載していたカメラや撮影や団塊世代の話はどうなった?そういう話も是非掲載して欲しいというリクエストを頂いているので、週末の土日にこれら野鳥に関すること以外の話題も掲載する事としたい。自分が熊本の八代市や小倉市(今は北九州市)で過ごした頃は、ちょうど日本が大きな変化を遂げようとする頃で、中学から高校に進学しようとしている頃の自分にとっては毎日寝るのがもったいない程刺激的な日々の連続だった。

 これからしばらく週末に限っての話題は今から半世紀50年前、1963年頃の文化について幾つかの自分のコレクションを合わせながら紹介したいと思う。閲覧者の方々もそれぞれの1963年が有ったと思うので照らし合わせてみると非常に面白いと思う。 当時と現代の間に流れる50年という時空間が具体的にどの様な事を引き起こしているか考えてみるのに面白いネタが幾つか此処にある。

 今日の話は誰もが観たであろうシェーンという映画に関する話。

 映画「シェーン」を観た事が無い人はあまりいないと思う。あの映画は実は西部開拓史の中でも最後の方の話で、馬に乗ってやって来た旅の途中の拳銃使いが農民達を苦しめていた悪者を倒して、世話になった開拓者一家を救うと云った内容だった。

 主演のアラン・ラッドの早打ちが話題になったが、実は映画のフィルムのコマを少し抜いて早送りで早く見せたという事が後に判っている。当時ホントに実弾を打って早かったのはサミー・デイビス・Jrだったという話も後に判明。

 しかし、あくまで映画シェーンは西部開拓地の話であって、実は当時、ニューヨークなどの東部の大都市では既に高層ビルが建ち始めていたというのをご存じだろうか?高架鉄道も走っていたのだ!なんと蒸気機関車だが。

Motion picture "Shane" of Hollywood, Japanese poster.
当時の映画シェーン・ポスター
 
The last scene of Movie "Shane"
最後の場面でシェーンが少年に別れを告げて去っていくシーン。実はこの時シェーンは酒場で悪党の一人に撃たれて瀕死の重傷で、最後エンディングロールが出る背景の墓場を通るシーンではすでにこと切れているという説が普通になりつつある。
 
The same place of 2010.
これがロケ地の現在の画像だそうだ。実は小屋と遠方の山並みの間にはハイウエーが走っていて、映画の中でもバスや黒い車が写ってしまっているという証言が有る。ビデオやDVD、レーザーディスクをまだお持ちの方は良く視てみると良い。
 
The same place on Google Earth digital 3D.
今やパソコンのGoogle Earthで上の場面を探し出すとこういう画面になる。自分でやってみて驚いた。同じ様な映画でヘンリー・フォンダが出ている「荒野の決闘」の最後「愛しのクレメンタイン」が流れる中馬車が去っていく場面の遠方に特徴のあるとんがった岩山が見えるが、同じくGoogle Earthで見事に出せた。なおかつその場がニューメキシコ州のモニュメントバレーの一部であることも判明した。50年間の時の流れはこういった事柄も明解に出来てしまうという事だ。
 
The situation of New York of the same time.
西部開拓地ではやっと鉄道が走った頃(映画シェーンでは悪党は鉄道でやってきた)ニューヨークではすでに高架鉄道(なんと蒸気機関車)が走り、高層階建てのビルが建ち始めている。日本で言えば明治中期だろうか。西部でもニューヨークでもまだ腰にガンベルトを下げた人が普通に歩いていたようだ。日本人はあっという間に刀を手放したのにも拘らず、未だに銃による殺人が後を絶たないアメリカはこの頃と全然変わっていないという事か?

2013年8月23日金曜日

A Rock dove may be the nearest bird to a human being. ドバト(街中の鳩》は人間に一番近い存在かも。

 A Rock dove which living in a down town may be the nearest bird to a human being. They live in a down town of big city, like Tokyo, London and somewhere like this. You can see great many rock doves at  Asakusa in Tokyo or Trafalgar Square of London England. This Rock dove was domesticated bird, It is not a wild bird. It is different from Oriental turtle dove. 

 ドバト(カワラバト)はキジバト(ヤマバト)とは全く違う家畜化された鳥で、人が多くいる場所で繁殖する事が調査データで判明しているという。市街地面積が増えると数も増加し、森林や農耕地が増えるとドバトの数が減るというまさしく人類と共に繁栄する生物の一種だという事だ。例えは良くないがネズミやゴキブリと一緒なのかも?

 今年の夏は北海道や東北地方を除くと全国的に長く暑い。これはセミの鳴きはじめが早い事や秋の初めに鳴くツクツクホウシの鳴き出しが遅い事、あるいは秋の虫の鳴き出すのが遅いなど自然界の秋時計がまだスタートできていない事などでよく判る。

 この猛暑、激暑の東京都心の公園で妙な現象に出遭った。鳩が羽を広げて砂地の公園にペターっとしているのだ。思わず、鳩も熱中症かよ?日陰が有るのになぜ入らないのだ?と思って調べたら羽根を広げて高い温度で羽根に巣食っている寄生虫を排除しているという事だ。両翼を広げると暑い地べたに羽根が接触出来ないので片方ずつ羽根を広げて地べたに裏側を接触させているとの事。

 
 ドバトは伝書鳩の離脱組が居付いたりして増えたようで、野鳥としてのキジバトとは生い立ちが相当違うようだ。戦争が有った時代には日本でも軍用バトとして盛んに飼育され、その後新聞社などの情報通信に使用したという。昭和三十年代のNHKテレビ番組「事件記者」の冒頭でビルの上空を周回する伝書鳩の群れを覚えている方もいよう。軍用バトは昼間飛ぶと敵に撃ち落されるので、夜間飛べるように訓練されたものも有るという。
 
 
A Rock dove sitting on a sand under blazing sun at down town park.
炎天下の街中公園で砂地にペターッと座り込む鳩。
 
 
Same as above in Tokyo.
昼日中気温37度でこのありさまだと、絶対に熱中症だと思うではないか。
 
The dove which removes a parasitic worm in the flame world, a sandy area.
さに在らず、羽根を広げて寄生虫を駆除しているという。スズメなどの砂浴びと一緒だろう。野鳥は羽根に寄生虫が良く付くらしい。中には吸血性のダニも居るらしいから、むやみに野鳥には触るなというのもこういう所から来ているのだろう。
 

2013年8月22日木曜日

I encountered the strange kind of wild birds at Hitoyoshi area. 人吉で変な野鳥に遭遇した。

 This year 2013 I went to Hitoyoshi area seven times. In February 5th, I encountered the strange colored small wild bird. I think that the strange wild bird is actually a Japanese tit in originally. I have never seen like this before . And also I saw a strange colored pheasant at river bank of Maegawa.
 

 今年は7回の人吉撮影行を行っているが、2月に行った時、奇妙な野鳥に遭遇した。人吉市内の西側に位置する万江川の球磨川本流に流れ込む交流地点附近で異様に目立つ色の、小さな野鳥が目に入った。鳴き声はシジュウカラだし、一緒に飛び回っているのも普通のシジュウカラだった。ただしジョウビタキのメスが異様にこの変色個体に興味を示したらしく30分以上も後を追い掛けまわしていた。真っ白ではないのでアルビノ(先天性メラニン欠乏による白子)とは違う白化現象だとは思うがまるでクッキーのような可愛らしい色合いでしばらく魅入ってしまった。

 もう一つのケースはキジの変種と思われる画像だ。体はメスの色をしているのに首から上が普通のキジのメスとは違うくらい青、もしくは光の加減でムラサキに見える個体がいたのだ。普通キジのオスは目の周りに赤い肉腫が有るがこれも無い。胴体がメスで首から上が中途半端なオスなのだ。昨日まで日本野鳥の会熊本県支部の方々が埼玉県北本自然公園のケースを研究討議されていたが、似たようなケースかもしれない。

 これらが通常の自然界の現象なのか、ちょうど2年前の福島原発の放射能拡散による影響なのか少し不気味さを感じている。北本公園も私の人吉の個体も同じ今年の2月の撮影なので気になっている。野鳥は自然界の環境変化に一番敏感な生き物だという。野鳥ファンはこれから新たな観点からの観察をしなければいけないのだろうか?

Japanese tit with strange color.
とにかく誰が視ても「何だこの鳥は?」だと思う。発見当時はちょっとショックだった。
 
same as above picture.
元気に鳴きながら採餌するのだが、曇天で暗い褐色の万江川土手のブッシュでこの鳥だけがあまりに目立つので天敵にやられてしまうだろうなと後ろ髪をひかれながら現場を後にした。
 
Two kind of Japanese tits, normal color is on top, strange one is under.
上の通常のシジュウカラと比較するとその異常さがお判り頂けよう。
 
 
Strange colored pheasant, body is look like a female but neck and head is seems Male.
これが万江川土手で遭遇したちょっと変な色のキジ。どう見ても胴体はメスのキジだが首から頭にかけてが青もしくは紫色なのだ。緑色ではないような気がする。しかも目の周りのあの赤い耳ダレのような肉腫が見られない。雉は幼鳥の時から目の周りは赤いはずだが・・・。
 
 
 
Flying Strange colored pheasant.
万江川を飛んで行く変種のキジ。光の関係だろうかやはり首周りがムラサキから緑っぽい。
 
 
This is normal colored pheasant.
こちらが普通のキジのオス2枚上の画像と見比べて頂きたい。

2013年8月21日水曜日

The black kite attacks a crow

 Yatsugatake Highland is located in the east side of Nagano Pref. In winter season We can see lot kinds of wild birds living in a snow field. One day I was dirving my car to go to town from higher place in Yatsugatake Highland. Suddenly I saw two large wild birds moving above my car. They were big black kite and middrl size crow. Then, black kite attacks crow, and they fell to the snowy field with tangling.

冬の八ヶ岳高原の中腹に滞在していた時、買い出しに麓の街まで車で下る途中、上空を二羽の大きな野鳥が動いているのが見えた。良く視るとカラスとトビの追いかけ合いだったので、いつものカラスがトビにちょっかいを出しているのだろうと思っていたがどうも様子がおかしい。

 球磨川流域でも人吉市内繊月橋下流の矢黒の淵辺りで、カラスが2~3羽でトビを追い回しているが良く観られる。たいがい繁殖シーズンなのだが、それ以外はミサゴが獲物を抱えて飛んでいる所を襲って横取りしようとしたり、トビが魚の死骸を抱えて飛ぶ場面を横取りしようと追跡する場面ばかりだった。

 しかしこの真冬の八ヶ岳はいつもと様子が違った。完全にカラスが逃げ回っているのだ。車から降りてカメラを構えた瞬間最後の攻撃が行われ、上空でカラスを捉えたトビが雪原にもつれ合うように落下した。雪原のブッシュの奥に落下したのでその後どうなったか判らないが10分経っても再び現れなかったのでどうなったのか・・・。

 トビはどちらかというと急降下で餌を追う姿などは印象に無く、漁港で死魚を漁ったり、江ノ島で観光客のハンバーガーをかすめ取ったり、凛々しいはずの猛禽類にはあるまじき品の無さで2流の猛禽類といったイメージが有る。しかし今回ばかりは都会では観られない獰猛なシーンを目の当たりにして少し見直した気分だった。

The black kite looks like a brighter color by a snowy reflection.
雪原の雪に照らされていつもより明るい色のトビ。都会や海岸の茶色のかたまりといった印象ではなく、別の種の猛禽類ではないかと思うほどの色合いだ。
 
The black kite attacks a crow Part 1.
何度か威嚇した後、それまでとは違うスピードで追い始めたトビ。
 
The black kite attacks a crow Part 2. After this they fell to the snowy field with tangling.  
カラスとトビの追いかけ合いは結局のところ痛み分けというのがお約束だったような気がしていたが、この時は「そうではない事も有るのだ!」と驚かされたシーンだった。もつれ合って落ちる場面はただの塊なので画像的には野鳥2羽に見えない。

Yatsugatake Highland in winter.
最終的に2羽が落下した方向の八ヶ岳連峰。冬季から早春にかけて雪原をバックに色々な野鳥の撮影ができるお気に入りの場所だ。このエリアの野鳥だけを観察撮影した野鳥写真集も発行されている。別荘が多いエリアでもある。
 

2013年8月20日火曜日

The Eurasian Bullfinch seems to have a good relation with the Oriental Greenfinch. ウソとカワラヒワは良い関係らしい。

 In 2011 winter at Yatsugatake-Highland, I encountered a mysterious scene. Two different wild birds play so friendly. I was wondering that how to make communication? Are they using same languages or body languages only?

 2011年の冬八ヶ岳高原で面白いシーンに遭遇した。ウソとカワラヒワが仲良く遊んでいたのだ。ほんの2~3分の間だったが普段見かけないシーンだったので思わず見入ってしまった。どちらもくちばしの形を見ると木の実や草の種子、新芽などを食べると思われるので同食系なのだという事ぐらいは判るが、カワラヒワがウソと仲良いというのは初めて目撃した。

 以前もマヒワとカワラヒワが一緒にハンノキの実をついばんでいるのを撮影した事が有るがウソと一緒に居るのは視た事が無かった。カワラヒワは東京の武蔵野の住宅街にも来るがウソはまず山岳地域に行かないと居ない野鳥だ。カワラヒワとシメとの混合群れ、あるいはイカルとの混合群れは撮影済みだが・・・。

 その他、小さな野鳥の混成群は幾つか撮影した。カラ系、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒガラ、コガラ、エナガ、コゲラなどは特に冬季混成群で移動するのは良く知られている。今回の場合も早春の木の新芽をついばんだのだろうか。

The Eurasian Bullfinch met the Oriental Greenfinch in a early spring.
早春の八ヶ岳高原でカワラヒワに遭遇したウソが非常に相手に興味を持ったようだ。

 
He was very interested this Greenfinch, may be .
暫らく相手の行動を見つめていた両者だったが・・・・。
 
 
They spent happy time in Yatsugatake Highland.
どちらからともなく近寄って寄り添うようにしばらく一緒に居た。ホントかよと思いつつ撮影を続けた、春先の珍事だった。

2013年8月19日月曜日

Eastern crowned willow warbler is summer migratory bird. センダイムシクイはお気に入りの夏鳥

 Eastern crowned willow warbler come to Japan in summer season. I saw them at Hokkaido, Nikko, Yatsugatake, Lake Nojiriko, etc. You can find out quite easily especially in the early spring. It is breeding time for them.

 センダイムシクイは大好きな野鳥の一つだ。鳥類図鑑などによるとチョチョビーィと鳴き声が表記されることが多いが、筆者にはどうしてもチョチョギィースと最後のスの音が聴こえるような気がしてしょうがない。もっとも北海道での話だが。これら野鳥の鳴き声表記の難しさは何処へ行ってもついて回る。さんざん聴きなれたヤマセミも良く文献にある「キャラッ、キャラッ」という表記のラ行の音はどうしても私には聴こえない。

 むしろ目の前を飛び回るツバメの鳴き声が時々似ていて球磨川沿いの人吉市内でも聞き違えて「えっ?」と立ち止まる事が多い。庭鶏の声を表記すると日本だと「コケコッコー」だが英語だと「コッカドゥードゥルドゥー」だし、犬の声は「ワン、ワン」に対して英語では「バウバウ」だから印象というものは個人差が激しいのだろう。これは議論しても結論は出まい。

 同時にこのムシクイ系は余りにいろんな種が有って、正直撮った画像が本当にセンダイムシクイかどうか自信が無い画像も有る。もし「これはどう考えても違うぞ!」というご指摘が有れば是非ご指導願いたい。その場合はWAMASEMI WEBのお問い合わせのコーナー、もしくはメールでinfo@yamasemi.org まで宜しくお願いしたい。

 今日は日光東大植物園での画像をご紹介するが、今後、戦場ヶ原、北海道千歳市の青葉公園、札幌の野幌森林公園での撮影画像などをご紹介したい。

Eastern crowned willow warbler at Nikko National Park.
5月上旬日光東大植物園でのセンダイムシクイ
 
Singing Eastern crowned willow warbler.
独特の鳴き声なので居所は一発で判るが、なかなかこういった日の当たる開けた場所には出てこないのでラッキーだった。
 
Eastern crowned willow warbler is going to eat a bud.
ムシクイ系なのだが出たての木の芽を背伸びして食べようとしているのか、その木の芽に付いた小さな虫を狙っているのか定かでない。
 
 

2013年8月18日日曜日

The Fire works in Hitoyoshi city Kumamoto Pref. 人吉の花火大会の画像紹介

 There will be held fireworks on the Kumagawa river of Hitoyoshi-city August 15th every year. I have never seen before real fireworks in Hitoyosi. My teacher of wild bird photograghy Mr. Yukito Furue, took the splendid photograph of the fireworks display this year. I would like to show you these beautiful picutres. These fireworks were performed in Hitoyoshi-city of the bank of the Kuma River four days ago.

 夏の風物詩、花火大会が今年も8月15日人吉市内の球磨川で行われた。高いビルや工業地帯、あるいは港湾施設のクレーン越しに見る東京の花火大会と違って人吉市の花火は人吉城址を背景に低い街並み越しに綺麗な全体を望める素晴らしいものだという。
 まだ自分では観た事が無いが、私の野鳥撮影の師匠、古江之人氏が今年も素晴らしい画像を送って下さったので是非ご紹介させて頂く。自分はこの中からパソコン画面の背景壁紙に数枚拝借している。フォーカスも色も素晴らしいの一言。風向きによっては手前に花火の煙が来ることが有るが、其処は長年野鳥と共に花火をも撮影されてきたベテランだけに当日の風向きなどを考慮し、なおかつ球磨川の流れに花火が写り込む事を考慮して場所を定められたのだろう。

 私は花火の撮影をした事は数回しかなく、このように見事に撮れるようになるのは相当何度も失敗を重ねなければ難しいと思う。露光時間のタイミングなど専門のジャンルになるだろう。来年は是非こちらの方でも弟子入りを願う予定。

Orange blossom special chrysanthemum type.
菊型オレンジダブル大輪
 
Purple fantasia mixed chrysanthemum type.
ムラサキの詩、菊型変形大輪 
 
The Blue Bellflowers.(Rising dragon type)
昇竜型打ち上げ夜の桔梗
 
Star mine mixed over 5 fireworks.
スターマイン数連発
 
注) 花火の名前は雰囲気で付けたもので、決して正確な名前ではない。