いよいよ今日の午後自民党の総裁=事実上日本の総理大臣が決まる。
長年自民党員や一般国民・メディアから期待されながら、国会議員に人気が無く幾度のチャレンジで次点で涙をのんだ石破氏。政界の妖怪ベラさんと言われつつ、若い頃バイクでブッ飛ばすは散々やんちゃを繰り返した高市氏。メディア報道ではこの二名の決戦投票と決めつけている様だ。
出だしはコバホークと自前のニックネームで立候補した小林氏がメディアの目を引き、少しして小泉ジュンちゃんの息子、ハーフの美人タレントを嫁にした最年少の小泉進次郎氏が続き、自民党世代交代だ!とこれまたメディアを賑わした。
ある面からすると、40歳代の2名が主導権を握れば、自民党のほとんどの主要ベテランメンバー(=50~80歳代)が利権の宝庫=要職から外されざるを得ず、次の選挙に不安を持つベテランVs若手によるある種の世代間の闘いも見られるのではないだろうか?
一時は「もう小泉で決まり!」のようなメディア報道の流れだったのが、一気に叩かれ「実務経験があまりに無さすぎる、発言に中身がない!討論で話をすり替えごまかす・・。」などの報道でメッキが剥がれ、一気に沈没。若手議員の下剋上的「自民党イッキ!に若返り」の動きは中盤でメディア界から一斉に消されたようだ。何が在ったか知らないが・・・。
一般国民は、このメディア報道で日々猫の目のように変わる総裁選予想をびっくりしながら注視していると思う。
報道で見る限り、トップの二名石破氏も高市氏も「演説」では具体的な事はほとんど触れず、「安全で安定した生活を送れる日本にする」だの「信頼される自民党にする」という「希望的。抽象的テーマ」を述べるだけで一般国民的には「なんだかなぁー?」と同時にこれで良いんだろうか?というのが実情ではないだろうか?
メディアがこの二人の一騎打ちと勝手に報じているが、どうなんだろう?過去の総裁選で決選投票になったケースで、メディアの予想通りに成った事が幾度あったろう?
ただ「馬券を買えない野次馬が競馬のレースを観るような」投票権を持っていない一般国民の一人として、石破・高市両名の違いはその英語力のように判断する。
高市氏、上川氏の女性2名は英語力が抜群(上川氏と河野氏はほぼネイティブ)で、海外の首脳が集まるサミットその他国際会議でも平然とその中に入って行けるだろうが、石破氏だとそれは無理なような気がする。メディアで彼の英語を聴いたことがない。過去の英語会話が出来ない首相たちと同じことになろう。もしペラペラだったらメディアも報じ、たぶん彼も自慢してるだろう?
一方で、総理大臣として靖国参拝を欠かさないという日本人の誇りを前面に出して物事に当たる高市氏の行動が国内外にどのような影響を与えるか?内政干渉を強める中国がどう出るか、視てみたい気もする。
いずれにせよ、今日午後には日本の「顔」が決まる、さぁどうなるか?
で、今日のヤマセミカワセミをご紹介。