もう6~7年も経つが、熊本県と鹿児島県の境の山荘裏の谷川沿いでオオルリのヒナを観察したことが有った。アカショウビンを手掴みした自然対応の天才が谷川沿いにジーッとしていたのを発見。「こんなとこに居る訳無いのだがな?」と言いながら安全な場所へ移してやった。
すぐ傍ではやたら親鳥と思われるオオルリが鳴いていたので、その子供であろうことは容易に想像できた。基本的にオオルリは崖の岩場の隙間にコケ類を運び巣をつくり繁殖する。
高尾山の参道(メインのルートではない)で見かけたことが有る。あまりに大胆な場所なのでびっくりしたことが有った。ツバメの巣のヒナと似ている気がした。
今日ご紹介するのは崖の岩場から転げ落ちたのか?谷川沿いの地べたにうずくまっていた状態で発見!とにかく親鳥がうるさく鳴くのでキョロキョロしたら居たのだ。気が付かなかったら踏んづけてしまっていたろう。
山荘のオーナーは非常に自然界の変化に鋭い方で、ヒナをどうすればいいか野鳥に詳しくもないのに知っておられた。筆者が「傍に親鳥が居ます」という一言で、元の場所にそっと置いたのだ。無理して巣を探して、ひょっとすると他にもいるかもしれないヒナを踏んではいけないと、皆でその場を注意深く離れた。そこはヤマセミもアカショウビンも来るところなのだ。
ものすごく暗くてコンデジしかなかったためこんな画像しかない・・。
盛んに鳴くが、逃げて行かないので不思議に思ったら
足元にヒナらしきオオルリの子がいた。
山荘のオーナーが大事に取り上げたが・・。
親が傍にいると知って、元の場所へ。無事育ったろうと思う。