筆者は2006年から野鳥写真に没頭し、主に東京近郊、長野、奥日光に加え九州熊本を中心に探鳥・撮影を繰り返してきた。
当初は撮影するだけだったが、夢中になった野鳥撮影の結果をYAMASEMI WEB BLOGという毎日更新のブログ投稿すると同時に、それをTWITTER(現X)や一部の限定者にFacebookを通じてご紹介、更には写真集というアナログ印刷物でリアルな「記録」を残している。
筆者はプロの写真家ではないので基本的に写真集は販売しない。基本的にはその写真集の撮影エリアの公立図書館や教育施設へ無償配布している。「江津湖の野鳥」「球磨川・川辺川流域の山翡翠(やませみ)」「人吉市の山翡翠」も各地元に無償提供させて頂いている。肥薩線の特急「かわせみやませみ号」運行記念に作成した「Yamasemi Kawasemi」は1,500冊作成しJR九州を通じて乗客の方々に差し上げて頂いた。
唯一「人吉市の山翡翠」だけは我が国にたった1軒のバードウォッチング専門店=神田のHobby's Worldさんで希望されて販売して頂いた。2か月間に120冊完売したが、あくまでお店のネットHPでの広告のお陰での結果だ。
今回の「八代市の野鳥」はこの「人吉市の山翡翠」と同等のサイズ・仕様で表紙+本文100pの写真集だ。今回も販売は予定していないが、マスターの許可が下りれば地元八代市の名珈琲店ミックさんでだけ販売することを考えている。
8月10・11日に八代市ハーモニーホール、同19日~23日八代市エコエイト八代で開催される「ふるさと・やつしろ『わたしと野鳥』写真展」会場でこの写真集のサンプル見本を展示予定。筆者の展示作品をそのまま写真集にしたものだから一種の図録みたいなもの。
昨日印刷入稿したのはそのサンプル見本版。
写真展は公立施設の為販売できないので、事後に市内八代駅前の珈琲店ミックさんで販売許可が下りれば即・増刷する予定。
印刷は最近増えている高齢者・団塊世代をターゲットとしたDTP簡単入稿の高い価格の印刷会社ではなく、すでに20年以上の実績を持つ京都のネット印刷会社。過去筆者の写真集の80%はこの会社だ。
仲間内で配るだけの記念誌的少数印刷(10~30部)はCanonがやっていたPHOTOPRESSOやPhotoJewelSで作っていたが、Canonはこれをやめてしまった。理由は判らない、採算が合わなかったのか?写真を撮るカメラ自体は高齢者の足元を見透かしたようなミラーレスへ全とっかえ戦略を進める一方、撮った画像を残す写真集制作ジャンルから撤退するのもまた卑怯な企業だと思う。企業理念がまるで感じられない情けない会社だ。
過去、このブログでご紹介した八代市の野鳥の色々が印刷物になる・・という事で頭の部分から今日はご紹介。野鳥はナベヅル。画像のセンターがズレているのは見開いた際の中心部の食い込みを考慮したもの。