2024年7月31日水曜日

夏の有明海干潟の王者をご紹介しよう! Let me introduce you to the king of the Ariake Sea tidal flats in summer!

  熊本の人吉へ10年以上通う中、3回に1回は水郷・柳川市を抜けて佐賀空港西側の東与賀干潟(大授搦)へ行くことにしていた。水鳥の観察撮影はもちろんだが柳川の魚屋で食べられる有明海産の魚介類だけで握ったお寿司!これが狙いでもあるのだ。

 そうして夏にはここの干潟で有名なムツゴロウやトビハゼの生態を撮影するのが楽しい。



こういう形の飛行船を飛ばして欲しい。

ムツゴロウ同士の踊り飛び?


手前のトビハゼとの大きさ比較!判り易いと思う。

2024年7月30日火曜日

真夏のヤマセミの堰でのパフォーマンス! Performance of The Crested kingfisher at a weir in midsummer!

昨日の三鷹は38℃超えだった。一種のフェーン現象での高温だとは思うが、相当なものだった。セミもあまり鳴かない。筆者は首都圏北部へ行っていたので、36℃止まりで少し助かったし風もあったので死ぬ思い程ではなかった。

 ビルの乱立している首都中心部は、アスファルトの反射が強く、呼吸するのも辛い一日だったろうと察する。

 こういう時、都会の野鳥は暑さの為日陰で口を開けて涼んでいる様だ。やはり呼吸が苦しいようだ。

木陰でくちばしを開けてヒーヒー言っているカルガモ。

一方で地べたに羽を広げている鳩は主翼の寄生虫の処理らしい。地べたの熱さに羽根奥から出て来た寄生虫をくちばしで食べているのか追い出しているのか、盛んに処理をしていた。

 で、涼しげなヤマセミの佇まい。場所は球磨川支流の堰の部分。此処はヤマセミが繁殖する際に子育てをしている堰なのだが、子育てが終わって肩の荷が降りたオスの親鳥の様だ。
 





こういった水浴びを車の中から撮影できる球磨川流域はやはり素晴らしい!

2024年7月29日月曜日

八代の野鳥たちシリーズ、オオモズ登場! Birds of the Yatsushiro series, the great grey shrike appears!

  最初は撮影データーに白モズと分類していた。普通のモズより大きくて白いモズだった。場所は不知火海(=八代海)に面した干拓地、正確には金剛干拓か北新地か記憶が定かではない。2016年6月11日の撮影画像ホルダーを見ると金剛干拓・北新地ともに行っている。

 最近になって写真展用に選んだ中で高野博士に見て頂いてオオモズと判明したので、改めてご紹介。写真展、写真集とも一点しか出していない。

逃げるといけないので、クルマから出ないで撮影した


いつも見るモズとは明らかに違った、奥日光戦場ヶ原で一度出遭った。


追ってみたかったが、結構なスピードで畑に消えてしまった。

2024年7月28日日曜日

団塊世代は消費者を馬鹿にする日本の大手カメラメーカーに憤っている。 Boomers are angry at major Japanese camera makers for making fools of consumers.

  日本一のカメラメーカーが新しいデジタル一眼ミラーレスのフラッグシップカメラを発売した。100万円超えだ。

 このミラーレスカメラはアタッチメントを着ければ今までのEFレンズを使える。しかし今まで団塊世代が夢中になって買ったEFタイプ(ミラーレスカメラではない)のボディはミラーレスレンズを装着できない。

 互換性においては圧倒的にミラーレスカメラのRシリーズが有利であり、今までそのカメラメーカーを支えてきた団塊世代を中心とする上顧客=写真愛好者を見捨てて置き去りにしている、酷い仕打ちだ。



 写真撮影愛好家たちの垂涎の的のヒエラルキー、これを大手カメラメーカーは消費者たちの足元を見ながら「これみよがし」に今まで宣伝してきた。

 ボディだけではなく、レンズ群もこれと同じ色分けがされるのだが、左の今までこの企業を支えてきた一眼デジタルのボディでは右のミラーレス群用のR系レンズは使用できない。
 逆に図の右側ピンクゾーンのミラーレスカメラだと左の一眼レフ用レンズをアタッチメント着用で使用できるのだ。

 此の狡さ、消費者にミラーレス群に全とっかえさせようとする「消費者無視」の企業理念はかってのソニーや米アップル社の企業優先・消費者無視のそれに非常に似ている。

 団塊世代が若者だった時代の「車」と同じ「優越感くすぐり戦略」だ。団塊世代の「人より良くありたい、上位に居たい」という優越感獲得戦に火をつける嫌らしい「企業裏(=ウラ)理念」だと思う。

 正直に言おう、あくまでも私見だが。団塊世代でハイエンドのカメラを購入し続けた写真撮影愛好者たち、どれだけそのカメラの機能を理解し、操作でき自分の好みの被写体を撮るのに駆使できているか?そういう御仁は実際には10%もいないと思う。高価なカメラを持っているだけで優越感を感じている人が半分以上いるのは間違いない。車や自転車やパソコンなどと似ているジャンルかもしれない、保有することだけで優越感を感ずるタイプだ。

 一方、現役時代、リタイヤ直後の退職金保有時代、などと違って団塊世代(写真撮影愛好者の絶対的ボリュームゾーン)は今やほんの一部を除いて年金生活者、なおかつ個人格差はあるものの、多かれ少なかれ病気その他諸難問を抱えて生活している。

 住んでいる住宅、車、その他コレクション類を含めて今まで大事にしてきたハイレベルのカメラもこれまた高齢者の足元を見たような二束三文で下取りビジネスが氾濫している。

 我々団塊世代消費者は知恵を働かせて「逆襲」しなければならない。銀座・品川の企業ショールーム、サービスセンターで実際に訊いてみたのが以下の問いだ。

① 写真撮影愛好者に比べ、圧倒的に現場での撮影実経験の少ないサービスセンターやショールームの社員に実際の撮影の際の不都合、不具合を問い、「アナタだったら、その場合どうするの?」と問う。ほとんど答えられない。

② 今まで一眼デジを自分なり(撮影ジャンルごとに違う)にラインナップしてきた消費者にミラーレスに全とっかえさせようとする企業人として自社のやり方をどう思うか?と問う。これは今まで愛用してきた消費者(1~200万円くらいはボディ+レンズなど機材購入に費やしてきている)として当然のことだし、ショールーム担当者として当然答えるべき事だ。

 団塊世代でなくても、これらは是非消費者としてやって欲しい。

2024年7月27日土曜日

団塊世代の視たパリ・オリンピック開会式、納得だった! The opening ceremony of the Paris Olympics, as seen by baby boomers, was convincing!

  団塊世代の方々は皆同じだろう、オリンピックと言えばフランスのクーベルタン男爵の提唱した近代オリンピック(1896年アテネが第1回)、今のメディア報道とはかけ離れた「勝つことより参加することに意義がある」と教わった記憶をお持ちだろう。

 参加するだけじゃメディア・マスコミも国民も許さない・・・という事を知ったのは、ずいぶん大きくなってからだった。

 今回のパリ大会は1900年、1924年の開催以来パリで100年振りの大会だ。

 しかし、実は筆者はまともに今までオリンピック大会の開会式を報道でもリアルタイムでじっくりと観たことがない。市川崑監督の東京オリンピックは観たが・・。

 じっくりと見たのは1964年東京大会の閉会式だけだ。各国の代表がきちんと列を作らずバラバラに入場、肩車された選手が日章旗を掲げてグランドを廻るシーンが印象的だった。

 団塊世代が「何がなんでもきちんとしていなくて良いんだ!世界はこうなんだ!」と初めて感じたセレモニーだったろう。筆者も眼からウロコだったので非常に印象的だった。

 その想いを振り返りながら先ほど終わった今回パリ大会のダイジェストをNHKの液晶画面で観た。団塊世代としての印象をご紹介したい。

難病に苦労していることを世界中の人がネットで知っているセリーヌ・ディオン!

エッフェル塔だからこそのカッコよさ!スカイツリーじゃ・・。

全体像を映像に収められることを演出家は考えたのだろう。

大学時代からサッカーに熱中した団塊世代にとってはフランスのヒーロー!

聖火台がなぜこれか?団塊世代はすぐに判った!さすがフランス。

世界最初の仏モンゴルフィエ兄弟の熱気球、団塊世代は皆教わって知っている。

1972年以来何十回も訪れたあのパリがこうなるとは・・・感無量。

フランスは自国・旧植民地からの移民で人種のるつぼなのだ。上手く取り入れていた。

米国のTVタレントショウで見せた日本人のパフォーマンスを想い出した。

パリらしいアートがふんだんに入り込んだ構成、敵わないと思った。

大きな催事はやはりNHKだろう、世界共通画像とはいえダイジェスト構成は充分だった。

・・・一通り見て、引き続きのニュースで相変わらずメダルを取れて当たり前の様なアスリートへの期待を報道し続けるメディア・マスコミ。
 アスリートをもっと自由にフリーに戦わせてあげて欲しい、頼むよメディア!

 日本選手の足を引っ張っているのは実は相変わらずメディア・マスコミだという事、開会式を観て思った一番の事。

2024年7月26日金曜日

八代平野でのツバメの繁殖、暑い今年は三回目を数えている。 Breeding swallows in the Yatsushiro Plain, it's the third time because of hot this year.

  2024年、今年の春先からの高温は植物の育成速度や生育の大きさ、花の付き方への異常だけではなく動物の生態にも多きな影響を与えている様だ。

 特に顕著なのが、野鳥の繁殖の回数の多さ。シジュウカラも二番子、三番子が続々育っているようだし、都会でもツバメの繁殖が7月になっても終わらないようだ。東京で聞いただけでも数カ所で三番子を育てているツバメがあるようだ。

 今日のご紹介は、ツバメが巣作りの為、田んぼその他泥のある場所から建築材となる泥を咥えて運ぶ様子。5月頃の撮影だ。

植物の残骸が混じった泥がツバメにとって最高の建材らしい。


こういった素材を集めるのは本能なのか経験値なのか?大自然は不思議だ。



泥場と巣の往復を日に何度行うか?誰か調査してほしい。

2024年7月25日木曜日

八代の海に面した干拓地では野鳥の群れに良く出遭う、その2。 In the reclaimed land facing the sea of Yatsushiro, one often encounters flocks of wild birds, Vol2.

  「八代市の野鳥」束見本印刷まで完了、明日はページ建てに沿って製本、見開きの左右バランスなど目視で判断、データを微調整する作業。

 大きな調整をした場合は再度そのページをプリントし入れ替えて全体を本番通りの束見本として制作製本作業へ。束見本は片面印刷なので倍の厚さになる。

印刷仕上がりはこの半分の厚さ。210㎜×210㎜のA4変形判


 今日のご紹介野鳥群は、昨日の続きで陸編。


アトリとニュウナイスズメの混成群



スズメだって大群になる

カワラヒワの大群は羽音が凄い!


カワラヒワは何処でも群れる、枯れ木も花が咲いたよう!

2024年7月24日水曜日

八代の海に面した干拓地では野鳥の群れに良く出遭う。 In the reclaimed land facing the sea of Yatsushiro, one often encounters flocks of wild birds.

  写真展出展、写真集編纂中の「八代市の野鳥」に関する一連の準備は半分ほど目途が付いたが、まだまだ準備万端というまでにはとても届いておらず、現在なお追い込み中だ。

 連日、出展する画像を中心にこのブログでご紹介中だが、現場会場ヘは是非お越しいただきたい。筆者も是非行こうと思っているが、なにせ写真集入稿迄は予定がまるで立たない。

 同時に夏のお盆前のピーク時なので、航空券が取れるかどうかまるで判らない。

 今日の八代の野鳥は「群れ」

 海を背負った金剛干拓地、およびその北側鏡川までの広いエリア、八代干拓北新地は野鳥の宝庫だ。単独の猛禽類はもちろん、トビのコロニー、ゴイサギの鷺山、を含めて各種野鳥に出遭える「おいしいエリア」なのだ。

 撮り鉄で言えば大井川鉄道沿線のようなものかもしれない、あるいは機関庫か?

 あまり撮影する機会の多くない群の画像をご紹介しようと思う。今日はまず海鳥!

カモ群の一斉飛翔 ヒドリガモが多い。このほかオナガガモ、カワウも。

シロチドリやダイゼンなどもこの程度の群れはしょっちゅう見かける。



遠くと手前、二種類の群れが飛び交う事も珍しくない。

ソリハシシギが手前へ向かって群れ飛んでくる。潮の干満時によく出逢う。