再び、熊本県の球磨川上流部の支流に当たる日本一水質が良い川辺川でのヤマセミの佇まいをご紹介。
昨日の野川のカワセミのにらみ合い同様、球磨川でも川辺川でも11月はヤマセミの争いが絶えないが、今日ご紹介のヤマセミはつがいで仲が良い2羽。
一般的に野鳥の11月は次年度の繁殖相手とすでにカップリングを終えているケースが多い。今朝の三鷹でもヒヨドリのペアがいくつも見られた。
ヒヨドリのつがい11月9日朝6時
球磨川本流と異なり、川幅が狭い峡谷部では6~70mの所もある川辺川。ヤマセミの姿を探すには4~5日通って慣れれば早い。初めての際はまず見つからない。
10年間東京から人吉市に通いヤマセミの生態を観察撮影してきたが、通年つがいで居るヤマセミは過去云われて来たように8~9月以降、次年度の繁殖期まで単独行動をするというのが間違いであることを毎月の撮影画像で証明した。
今回二羽で映っているのも、その証明の一つ。
黄色い葉の落葉樹の上と下にヤマセミのつがい
同じつがいが岩の上に
この時期この距離でいる状態にはなかなか遭遇できない。
たいがい、つがいは20~30m離れているが、決して単独ではない。
11月という月はヤマセミと対峙するには落ち着いたいい季節だ。