半年ぶりに朝早くから地元の野川へカメラを担いで散策に出てみた。
そろそろ秋冬の野鳥が来ていると思ったからだが、今年の季節の極端な変化は野川沿いの動植物にもいろいろな変化異常をもたらしていた。
植物においてはこの夏の暑さが酷く長引いたことにより、季節を勘違いして狂い咲きをしているズミの花、アジサイの花などが目立つ。
園芸種にある通年タイプではない普通の地植えのアジサイが咲いていた。
本来春先に咲くズミの花まで咲いて居るには驚かされた。
そんな野川では、モズの高鳴き、ヒヨドリのけたたましい鳴きあいなどが最初眼に入ったが、カワセミがやたら飛び回っているのにも驚かされた。
特に3羽が入り乱れてのもつれあいはとても面白かった。首をいつもより激しく上下し、いつもの鳴き声ではない奇妙な連続声で鳴き続けるカワセミはとても刺激的だった。
現場へ到着した際は3羽で争うように見えたが、最終的にはメス2羽に・・。
どうやらメスの親がメスの子を縄張りから追い出そうとしているように見えた。
興奮しているのか、木の葉を咥えて飛び回るのが幼鳥なのか?
明らかにもつれあうように飛び回っている。
激突はしないが、結構見ていてヒヤッとする。
まだ離れたくない子供と、本能的に離そうとする親、自然界は厳しいのだ。