2023年9月22日金曜日

二羽で並んで飛ぶヤマセミの理由をご紹介。 Introducing the reason why two Crested kingfishers fly side by side.

  久しぶりにヤマセミの生態をご紹介。

 筆者が自費出版したいくつかの山翡翠(=ヤマセミ)生態写真集をご覧になった方はすでにこの画像に似た場面をご存じだと思う。

過去においても二羽の山翡翠(やませみ)が並走するシーンをご紹介している。

http://yamasemiweb.blogspot.com/2019/07/the-reason-why-of-pair-flights-of.html

 5月末~6月初旬にかけて巣立ったヤマセミの幼鳥は、最初の10日間ほどは毎日同じ場所、例えば大きな木の横枝、大きな岩、大きな倒木に集合して並んでいることが多い。

 ほんの1週間しかこの状態にはお目に掛かれないので、ヤマセミが繁殖している地元にお住まいの方しかこの場面には遭遇できない。

 筆者は人吉市にお住いのヤマセミにごくごく近い方々からの情報を得て、すぐさま翌日羽田から飛び、こういった場面に数回遭遇できている。

 ただでさえ遭い難いヤマセミ幼鳥が、4羽も5羽も横一列に並んでいる場面は壮観だ。

毎年幼鳥の集合場所は違う。この年2013年は球磨川対岸大岩だった。

一見二羽の争い・チェイスに見えるが、実は親子なのだ。





後ろは親鳥、前が鳴きながら飛ぶ幼鳥、スダチ2週間後に観られる飛行訓練の一部。