昨日の朝、三鷹ではこの冬初めて霜が降りた。寒くなったので毎年恒例の干し柿づくりに入った。まず第1弾の熊本県豊野の大玉55個を剥いて煮沸(カビ除け熱湯消毒)してベランダに干した。20日ほどで完成するはずだ。第2弾は2~3日置いてやはり50個ほど作業する予定。
今年は夏が暑かったせいか、柿の実が皆大きめだという。
剥いて干し終わってFacebookに投稿したら、なんと2年前の全く同じ12月4日にやはり柿を剥いて干していた、季節の節目の日だったらしい。
そういった季節の変わり目がきちんと来て冬になるとともに現れる野鳥の一つにツリスガラが居る。
筆者は熊本へ行った際にさる大先輩からその存在を教わった。関東ではまずお目にかかれない西日本の冬の野鳥の様だ。
オス・メスの見分けは過眼線が濃いか薄いか、モズと一緒だ。濃くて頭部が灰色な方がオス。薄い方がメス、分かりやすい。
オオジュリンなどと同じで葦の枯れ茎に居るカイガラムシなどを葦を割って食べる。したがって葦の枯れ原へ行ってパキパキ音がしたら、オオジュリンかこのツリスガラが居るとみていい。
ただ、このツリスガラ、上のくちばしの付け根が奇妙なシステムになっているように見える。どこかに解説は無いだろうか?撮影した画像を見る限り複雑なシステムの様だ。
ツリスガラのオスは過眼線が真っ黒で太い。
葦の茎を割って中の虫を食べる。
メスは過眼線が薄い色をしている。
こういった感じで群れてパキパキ葦を割るので発見しやすい。
飛ぶ際は群れで飛ぶ。ニュウナイスズメなどとも混成しそうだが遭遇した事はない。