今年2022年のノーベル医学生理学賞、化学賞共にあれだけメディアの前評判で確実視されていた新型コロナ対応mRNAワクチン開発者のカタリン・カリコ氏が受賞しなかった。
これは非常に大きなことなのだが、日本のメディアは「ほぼ確実!」と事前報道でヒートアップしていたにもかかわらず、受賞しなかったことに関して何の報道も分析報告も行っていない。これは一体どうした事か?ジャーナリストとして恥ずかしい事ではないのか?
授賞すれば「ほーらねっ?」と自慢する癖に、予測が外れたことに関して「知らん顔」を決め込むのは受け手の我々から見ると「信頼に足らないメディア」のイメージが再確認されてしまったように思う。
もっと酷いのは、NHK以外の大手メディアのネットサイトが発表後予測が外れたと見るやもうアクセスしにくくなっている事。卑怯も程が有ろう?
大手メディアも各メディアの特性をうまく利用して姑息な報道をしている。受け手はこの辺りをよく考えないと「騙されてしまう」のだ。
予想が難しい自然相手の天気予報とは訳が違う。それなりの事前の取材や根拠を得て報道に踏み切るのがジャーナリストとしての「当たり前、お約束」では無かったのだろうか?
色々な情報を得てmRNAワクチンに非常に懐疑的な見方をしている筆者は、この新型コロナ対応mRNAワクチン開発者がノーベル医学生理学賞もしくは化学賞を受賞したら、ノーベル賞自体への信頼をなくすところだった。
「核を無くす世界を!」と実現がほぼ夢物語のような演説したバラク・オバマへ平和賞を与えるような「受け狙いのノーベル平和賞」や、話題作りが前面に出たボブ・ディランへのノーベル文学賞授与とは基本的な部分が違う科学系3賞だ。
やはり選考委員会は色々な角度からこの新型コロナ対応mRNAワクチンに関しての効果と危険性をよく調べた結果「危険性の方が大きい=効果は認めない」という判断から、今回ノーベル賞対象に選ばなかったのだろうと思う。この先ワクチン後遺症などが社会問題にでもなればなおさらのことだろう。
あの効果が確実視されていた山中伸弥博士のips細胞だって、もっと早く受賞しても良かったのに受賞するまで数回掛っている。じっくりとその証拠データや専門家の意見を収集していたものと思われる。
mRNAワクチンも本来であればパンデミックのさなか世界中で救世主かのようにもてはやされていたので、昨年受賞していても良かったはずなのに今年も受賞しないという事は、何か大きな問題・原因が在る事をノーベル賞委員会が察知しているのだと思わざるを得ない。
その怪しい新型コロナワクチン、我が国のあまりに国民を馬鹿にした進め方に大きな疑問を持っている。メディアはどうしてこのおかしな展開を分析・報道しないのだろう?今や日本の大手メディアはそろってワクチン推進まっしぐらの「政府御用メディア」に成ってしまったのだろうか?
筆者含め国民のほとんどはメディア報道で繰り返される「本日の新型コロナウイルス新規感染者、重傷者、死亡者」の数や推移グラフを観ながら、「オミクロン株中心の第7波感染拡大は殆ど収まってきた・・。」と認識している。