標高1600mの高原にカッコーを求めて東京から未明に3時間移動したが、思いのほか長時間対峙出来て、この野鳥に関して初めて充分な観察ができたように思う。
二羽でのカップリングの為の追いかけ合い。ノビタキの巣へ托卵しようとしているのか?ノビタキに追い回される様子。樹木に溶け込んでなかなか発見し難い様子などなど、収穫は多かった。
まず今日は、カッコーという野鳥について。
筆者はこの霧ケ峰・八島湿原を除いて二か所でカッコーらしき野鳥に出遭っている。一度は北海道道東の野付半島。もう一度は西オーストラリアのマーガレットリバーで。
道東の野付半島脇の草原の低灌木に居たカッコー
西オーストラリア・マーガレットリバーでのBlack-Faced Cockooshrike
ただしオーストラリアのBlack-Faced Cockooshrikeはカッコーと名は付くも、日本名表記ではオーストラリア オニサンショウクイだそうだ。
で、霧ケ峰のカッコーは、まぎれもなくカッコーの格好をしていた。早朝5℃の草原脇では最初目の前を横切って飛び行く姿しか追えなかったが、陽が昇って八島湿原内部へ入ると色々な生態に遭遇できた。順を追ってこのブログでご紹介してみたい。
今回最初のカッコーの画像がこれ。もう少し前に気が付いていたらと思う。
二度目以降はなんとか後ろ姿ではなく・・・。
二度目以降は
声ははっきり聴こえるのだが、背景に溶け込んで姿がなかなか判り難いカッコー。
このように尻尾を上げられると幹・枝なのか何だか分かりにくいのだ。
樹木のてっぺんにはなかなか留まってくれない。
地上に降りるとすぐその姿が判る。でも、なぜ地上へ下りたのかはこの次ご紹介。