時代劇専門チャンネル、というCATVのチャンネルに「三屋清左衛門残日録」という北大路欣也主演で年に一度収録する人気の番組があるが、筆者も気に入って全編観ている。
歳から言えば、想定は多分73~4歳で筆者たち団塊世代と同じくらいの年頃の話だろう。主人公は座敷で書き物などをして日々を過ごしているか、奉公していた藩の諸問題を親友でもある町奉行(=伊東四朗)と一緒に解決するという筋書きなのだが、テレビも新聞も、ましてやネットもSNSもスマホもない時代の話。それでも隠居の身の清左衛門は余裕綽々で日々を送っている。
ここでハタと、300年ほど経った現代の隠居である我々団塊世代は、果たして清左衛門と同じくらいの余裕ある生活をしているのだろうか?考えてしまった。
当時と時代は違うが現代は余りにモノが多すぎる!あとは個人の性格上の問題だろうが「捨てるに捨てられないモノ」が多すぎる。「断捨離」「終活」色々な言葉をメディアは生み出すが、いずれも当事者ではない者が面白おかしく考えたのだろう。
パソコンでデータ保存すれば紙の資料は不要・・というのは真っ赤な嘘で、大手広告代理店時代の資料・成果物が段ボール箱10個に残っている。
まずこれらの溜まった物をを中身を見ずに一切合切・目をつぶって一気に捨てようと思う。今まで取っておいたのは馬鹿だ!とも言われるが、何かの役に立つかもしれないと取って置いたもの。正直役に立った物も数多くある。
VAN時代の販促宣伝関係資料データだけは思い入れも強く大した量ではないので、スライド含めて保存することにして、広告代理店時代の紙資料・企画書・コスト管理書・(個人資料)・成果物はすべて廃棄する予定。
次に、衣料。ファッション・アパレル企業に居たせいで、普通のサラリーマンの5倍以上の衣料が存在する。チノパン、Gパンに至っては合計で40本ほどもある。セーター類も50枚はあろう。スノーボード・スキーも長年やっていたのでその手のウエアはダウンジャケット含めて30着ほどもある。ツイードジャケット、コットンジャケットなどは中古衣料含めて半分にはなったが40着以上ある。もうネクタイをするのは冠婚葬祭時だけだろうから礼服を除けば夏冬それぞれ5着ずつで充分だろう。
ネクタイも200本以上あったが、ジャケット類と共に活用していただける方に差し上げて、現在はトラッド系の典型的なもの30本ほどにはなったがそれでも多すぎ。
これらの断捨離(1年がかり)が終われば、次はコレクションしていた輸入盤中心のLPレコードの処分。オールディズ、英米盤・海賊版含めて100枚以上あるBeatlesを筆頭に Liverpool Soundなど英国ロックバンドのLPレコードが3000枚以上ある。
これらは筆者のパソコン師匠と利益折半で売却方法を工夫して販売を目論んでいる。
次に出版物。ヤマセミなど野鳥の写真集などを10冊以上自費出版したが、要望の多いものを再度読みやすいスタイルで増刷を企てている。これの編纂・文字校正に時間が掛かる。
更には、今年の秋口、著名な方の後押しで写真展を計画もしており、一生に一度の事なので記念に地元の子供たちへ何か図録・写真集みたいなものを残そうと、これまた余計な事を頭に描いている。
こうして、やらねばならない事が次から次へと頭に浮かんで、朝早く起きたらもう二度寝が出来ないほど脳みそが沸き立っている毎日なのだ。
そんな中、コロナ過で外出頻度が減って車のバッテリーがいつもより早く上がってしまった。大体4年は持っていたのだが、バッテリーチャージャーで補填してもやはり走らないと自然放電その他であっという間に上がってしまう。
昨日もバッテリーを買いに近くのDIYへ行ったが、2020年11月充電済みなどという古いものを売られそうになり、大クレームで2022年2月充電済の物にしてもらった。ちょっと注意力をおろそかにするととんでもない物を買わされる。