梅雨の様な一日だった昨日、蒸し暑い!
カワセミの繁殖の様子を3日続けてレポートしたが、今日は災難で営巣に失敗し巣造りをやり直さねばならない可哀そうなムクドリの話。
毎朝6時前に必ず行う愛犬散歩。過去3年間近所の無人家の雨戸戸袋で繁殖するムクドリを観てきた。巣立ちの時には動画や静止画で沢山記録している。
少なくとも愛犬散歩コースの途中8か所ほどでムクドリの繁殖を観てきた。近所一周2500歩の間に6~8か所の繁殖だから密度は濃い方だろう。
で、今年は昨年も繁殖していたアパートの壁の穴に藁などを運び込もうとするムクドリを発見したので、しばらく様子を観察したのだが、生態観察を始めて3日後になんとそのアパートが取り壊しに入ってしまった。
まだ巣作りの最中だったので、アパートが無くなっても他の場所で営巣を再開すれば済む話ではある。これが産卵が終わった後だったり育雛中だったら可哀そうな事に成ってしまっていたろう。不幸中の幸いではあったが、珍しい生態観察に成った様だ。
愛犬散歩時に頭上でムクドリの声!営巣の建材を咥えていた。
巣穴の周りを幾度も確認して
用心に用心を重ねる、これはどの野鳥も巣作り時は同様だ。
巣に入れ込んでこちらのレンズに注目した。しばらく見合って認識してもらう。
こちらは同じ場所の昨年の様子。壁の汚れが違う。
幾度か建材を運んできて、どうも落ち着かないムクドリ。
巣穴の付近でうろうろする、嫌な予感がするのだろうか?
もう取り壊しの重機の黄色いアームが見えている。
ジーッと重機を見下ろすムクドリ。
非常に気にしているような素振り。判るのだな?諦めの空気が漂っている。
翌日はもう取り壊し始めていた、既に巣穴の部分は無い。
あっという間に壊していく。ムクドリの声が消えた。多分新しい所で営巣だろう。