2022年1月10日月曜日

団塊世代は成人の日が1月15日ではなくなった事を知らなかった。The baby boomers were unaware that the coming of age day wasn't on January 15th.

  昨日は今年最初の週末・北関東研究所泊まりだったが、これも初めての明治神宮御苑の野鳥探索に朝9時開園の30分後には地下鉄千代田線で「明治神宮前駅」に降り立った。

 正月も明けて9日目、いい加減初詣の参拝客ももう減ったろうと思い原宿門から入ったら、確かに押せや押せやの大混雑はないが、晴れ着姿の女性が数十名鳥居の前広場でいくつかのグループで記念撮影会をやっていた。あれぇ?何なんだこれは?と思いつつ成人の日にはまだ日があるし・・と思ったら、今日一月十日が最近では成人の日らしい。

 50年以上前に成人の日を迎えた筆者は、その日1968年1月15日は旺文社の全国一斉大学入試の模試当日で駿河台の明治大学校舎で問題と闘っていたのだ。

 で、調べたら1月15日が成人の日だったのは1999年までだそうだ。現在は2000年以降1月の第2月曜日が成人の日だと。ハッピーマンデー制度で月曜に祝日を移動させ、3連休を増やしたんだと。サンデー毎日の筆者から見ればそんなものどうでも良いが、しかしそういう制度を横文字で制定してしまう今の日本のいい加減さに呆れるばかりだ。

 晴れ着の成人女性たちを横目で見ながら境内に入ったら、いつもの外周路は立ち入れなくなっていた。仕方がないので御苑入り口へ廻り、明治神宮崇敬会の会員証を提示していきなり御苑に入った。

 ここからがThe Super Bird dayの始まりだった。入ってすぐルリビタキのメス(若鳥かもしれない)に遭遇。その後ほぼ全面結氷の南池でカワセミ、上空でオオタカをモビングするカラス、その横を真冬なのにヒメアマツバメらしきのが飛び交う・・。色々な野鳥に遭遇。御苑内もひっきりなしに参拝客が通過する中、思いのほかの収穫だった。

原宿門前の新成人達。鳥居の前で記念撮影がインスタ映えするのだろうか?

南池はほぼ全面結氷。カワセミが飛びこむ所が限られて撮影に最適?

ルリビタキ。メスなのかオスの若鳥なのか不明。日なたでポーズ取ってくれた。

 この日園内で数名にルリビタキ何処ですか?訊かれたがSNSで拡散したのだろうか?やたらカメラを持った人が探しまくっている様だ。人に訊く前にルリビタキの生態をよく勉強してご自分で探すことをお薦めする。
参拝客の見守るすぐ傍でダイブを繰り返していた。

この日、カワセミのダイブは20回ほど撮影出来た。画像チェックで3時間以上かかってしまった。餌物は殆ど藻エビのようだ。

今回は立ち入れない外周路で良く出遭いヒマワリの種などを上げていたヤマガラたち。迷彩服や筆者の顔を覚えているのか?あっという間に7~8羽に囲まれて帽子や腕に留まってきてジージー、ジージーと餌をねだる。まだヒマワリ種やパンくずなど餌を出していない段階なのに。雪でしばらく木や草のタネを採餌できなかったらしい。ヤマガラは木の皮の裏に樹のタネや実を隠して保存するはずだろう?実際はあまり意味ないのかも。

カラスのモビングされるオオタカ。この杜で生きていくにはカラスの存在は宿命だろう。


明治神宮上空で初めてヒメアマツバメらしき姿を観た。

午後2時頃、先ほど上空でカラスと戯れていたオオタカらしき後ろ姿が目に入った。

三鷹へ戻った午後4時頃、自宅近所の鉄塔の上にハヤブサ発見!背景の半月が見事に調和していた。三鷹という地名通りタカが多いのは本当の事だ。
こうした撮影ができたのも、姿ではなく声で見つける事ができたのが幸いした。