1月9日、成人の日一日前の明治神宮の野鳥話の総論は昨日の通りだが、内容はもっとはるかに濃かった。今日から種類別にその様子をレポートしてみたい。これから行かれる方々は何かの参考にして頂ければ幸い。
最初は話題のルリビタキ。今冬はまだブルーの綺麗なオスの成鳥を観ていないが、少なくとも最低でも2個体いる様だ。
大型の超望遠レンズに迷彩テープを貼って、大掛かりな撮影仕様でルリビタキを追いかけている方もいるようだが、明治神宮の場合70-300mm程度のズームの方が取り回ししやすいような気がする。少なくとも今回の御苑内の画像はすべてこの70-300mm+フルサイズカメラだ。
明治神宮内のルリビタキは春先は隔雲亭前の庭に出没するが、寒い間は隔雲亭を取り巻く狭い小道に挟まれた藪からツツジ山の方に居る事が多い様だ。
数年前、青いオスの成鳥は隔雲亭から入口の間のほんの短い通路脇の藪に居て、随分と撮影した。昨年は南池の周りにチョロチョロしていた。毎年出没するエリアが変わるようだが、少なくとも数羽が生息する様だ。決して一羽ではないと思う。
ルリビタキは三鷹の野川周辺や奥日光で沢山遭遇しているので、筆者的にはそう珍しい種ではないが、最近野鳥に興味を持たれた方はカワセミ同様「青い綺麗な野鳥」として人気なのだろう。
朝遭遇した割に太陽の光が入る明るいエリア。
此処までが朝10時頃遭遇した個体。赤い実を啄ばんでいたようだ。
この2カットが午後2時過ぎに遭遇した個体。場所は100m程離れた隔雲亭の反対側。筆者的には画像を見比べて別の個体であると思わざるを得ない。眉班や胸の白さ、アイリングの大きさが違う。どちらかがメスで、どちらかがオスの若鳥のような気がする。