東京や大阪の様な大都会で生活していると、キジのような大型な野鳥にはなかなか出遭う機会がないかもしれない。動物園とかは別だが、都心の緑地公園などにもまず居る可能性は99.9%以上無いだろう。多摩川や荒川などの中流域より上の方であれば可能性はまだ在るだろうが・・・。
今日はそのキジが川幅130mの地点の球磨川を飛んで横断した現場の画像をご紹介。このブログはヤマセミを中心に色々な野鳥の生態をご紹介することに主眼を置いたものだが、筆者も人吉市界隈で幾度も出遭うキジのこれだけの飛翔は見た事が無かった。
このキジ、最初は川の土手沿いに腰をかがめて歩いてきたのが、河原堤防の上に出た瞬間ヤマセミを狙って大きなレンズを付けたカメラを三脚に乗せた人間が目に入って一瞬迷い、一気に川の対岸に飛んで移ったものと思われる。
人吉市では100m四方に一羽キジが居ると言われるほどキジの生息密度が高い。
したがって筆者もキジの画像は沢山撮影出来ているが、これだけの飛翔を追いかけられたのは初めてだった。
この手前側(=右岸)のコンクリの舟作業場にキジが出て来た。
堤防の上からは見えない水際を歩いてきたものと思われる。
しばらくこちらを見続けていた。光るレンズが気になるのだろう。
10秒ほど眼が合ったまま。
こちらもまだ飛ぶとは思わなかったので、飛び立ちの瞬間を逃してしまった。
最初のうちだけ猛烈に羽ばたくが・・・。
川の真ん中あたりからは滑空状態。
2~3回ブースター?羽ばたきをして・・・。
対岸へソフトランディング。
暫く周りを警戒して茂みに消えていった。
飛翔距離は大体130mほどだった。球磨川という川がある環境だから、人吉のキジがこれだけ飛べるように成ったのか、キジはもともとこれくらい飛んで当たり前なのかは判らない。