今年の秋は暖かいからなのか、皇帝ダリアがもう咲き始めている。季節の流れに沿って野鳥の行動も規則正しく体内時計の示す通りの生態を示す。
昨日11月10日三鷹の皇帝ダリア
久しぶりに晴れた日の明治神宮に行き、これまた久しぶりに餌をねだるヤマガラに遭遇した。4月頃盛んに来てオオタカの生態を撮影したのだが、その時のヤマガラが顔を覚えていたのか、一羽だけ外周路を筆者に付き添う様についてきた。
ヒマワリの種が有ったのでそれを手のひらに乗せるとすぐにジージー、ジージーと乗ってくる。爺、爺と言われているようでいささか気になったが・・・。
普通、この外周路でヤマガラに餌を与える人々はパンくずを与えている様だが、その場で餌として食べるのは1回のみで、手のひらのパンくずに二度三度とは来ない。かっては縁日などで、お御籤引きをやっていた人懐こい野鳥だもの非常に利口だ。
しかし、ヒマワリの実であればその場で食べる事もなくはないが、たいがいは木の皮の隙間などに備蓄して真冬の餌の少ない時期への備蓄食として保存する様だ、5回も6回も同じ個体が種を取りに来る。持って行った先を観察・撮影できるのがこの場合非常に面白い。
その生態を間近に観察できる意味で言えばヒマワリの種を与えるのは大変面白いかもしれない。これを餌付けとは言わないだろう。上野の不忍池で江戸時代からやっているスズメへの餌やりとは少々違う。
久しぶりにヤマガラと連れ立って外周路を歩いたが・・。
一羽だけ人懐こく追いかけて来た。
筆者の顔を覚えていたらしい個体。すぐに種を持って行かず、ジージーと繰り返し鳴いた。
合計5回、ヒマワリの種をもって行き、木の皮の隙間に埋め込んでいた。
傍の樹に持って行き・・・。
隙間に幾度もヒマワリの種を埋め込んでいた。
割に同じ場所にまとめる癖があるようだ。