最近、元皇族と結婚して米国に渡る弁護士希望の受験浪人生が、ゆとり世代独特の何かと異質な態度と行動面で話題に成っているが、その新郎新婦共に国際基督教大学の卒業生だ。
この国際基督教大学(=以降ICUと表記)は実は筆者の地所と網フェンスで接しているお隣さんなのだ。広大な杜のキャンパスに接しているため、我が家の庭には通年数多くの野鳥が飛来する。アオゲラ、アカゲラ、シジュウカラ(巣箱で4度繁殖)、ヤマガラ、アトリ、カワラヒワ、メジロ、エナガ、コゲラ、ヒヨドリ、キジバト(営巣繁殖した)などが我が家で撮影出来た主な野鳥。東京の郊外とはいえ他にはあまりない環境だろうと思う。反対側の鉄塔にはハヤブサやオオタカが来る。
筆者は1997年の夏から住んでいるので、既に24年ほど経つ。したがって、ICUの最初の頃の卒業生は50歳近くに成って居よう。ICU附属高校の生徒含めてその生態、癖、普段の行動などは良ーく知っている。三鷹駅、武蔵境駅からICU往復の小田急バスの中でも日常その行動や生態が目に付いているので、いわば筆者はジモティのベテランウォッチャーと言って良いだろう。
ある意味ではICUの教授たちや守衛さん達より良く知っていると言って良い。
しかし断わっておくが、このブログはICUを非難・攻撃する訳ではなく、元皇族夫婦を非難し叩こうという目論見で書くわけでは決してない。20年以上接してきた「観察ブログ」と思ってほしい。
筆者は2006年からキャンパス内で野鳥の写真を撮り始めた。行政学では日本の第一人者ICU西尾教授などとも校内でお逢いした際、武蔵野の自然の残るキャンパスに居る野鳥の撮影許可などをお願いした。
別に野鳥の撮影に関しては問題などない(当時の話)との事で2006年から数年間は正月など授業の無い休日に限り学生寮付近を避けて撮影させて頂いていた。
守衛の詰め所にも自費出版で作った写真集を贈呈するなどして、その存在を認識してもらった。しかし、今回結婚した元皇族が入学したため、望遠レンズをもって構内に入る事を遠慮し、それ以来妹君も続けて入学されたので8年以上野鳥観察・撮影はしないまま過ぎた。
更にここ2年は新型コロナ禍で関係者以外立ち入り禁止となったため、さらに現在まで立ち入っていない。
構内で撮影した野鳥画像は自費出版した写真集「東京/三鷹 野川流域の野鳥」に一部収録してある。
‥‥と此処までは、ICUと筆者に関する一般的なつながりの内容だ。
此処からは少し辛い話となる。ICU大学生に関してはいわゆる海外からの留学生、ICU附属高校において帰国子女が多いのは、他のミッション系の教育機関と比べ、頭抜けて異なる環境だ。
この事が三鷹市内においてのこの教育機関の学生・生徒に関するいささか他地域とは異なる状況を生み出していると言って良い。
まず、自転車走行で道路、それも車道の右側を平気で走るものが多い。留学生と思しき外人の学生が本国と同じつもりで右側走行をするのだろうか、車との危ない場面が多く発生する。
住宅街の交差点などで一旦停止をしないのも頻繁で、衝突事故(大事故ではないが)を幾度か目撃している。自転車同士だったり、自転車と車といったケースが多い。
次に、自転車通学者が多かった2009年以前頃は、下校時など学園通りの道路一杯に広がって3~4台の自転車がデモ行進のように我がもの顔で進んでいた。端を走っていた自転車が両手にレジ袋を下げた高齢者を引っかけて転倒させレジ袋の購入物を路上に散乱させた現場に幾度か遭遇。
そのまま自転車が逃げたので、高齢者の買ったものを拾い無事を確認すると同時に、ICU附属高校職員室へ怒鳴り込み、かってNHKが関西の大学で自転車通学生の横暴を地元民が警察に訴え取り締まったというドキュメンタリー同様、NHKに話して取り上げてもらうと宣言した。当時「日本のこれから」「釣り番組」などのドキュメンタリー系の関係者にご縁があったためウソではなかった。
まだ大手広告代理店現役時代だったので、名刺を当直者に渡し善処しなければ確実に行動に出る・・と、住所氏名を明かし強く申し渡した。
育ちは良いのだろう、数日して犯人が名乗り出て判明し、詫びに来るというので、「詫びる相手が違う」と断った。
やはり、日没が早くなってからの自転車通学者たちの行動に対する地元クレームが多かったと見えて、その後2年ほどしてスクールバスが運行された。これにより自転車通学者が激減し、地域の交通安全が保たれ現在に至っている。
交通面ではこういった感じだが、スクールバスが出来たおかげで、最近は高齢者が非常に多い一般の乗り合いバス内でのトラブルも激減したようだ。自由奔放な海外生活から日本国内の生活に戻り(海外で生まれ、日本は初めての生徒も多かったが・・。)日本の社会的マナーや習慣、道徳を知らず起こすトラブルも多かった。
その際日本語が不自由な分、全く話せないふりをして英語でまくしたてる生徒が多かったため、英語コンプレックスの極めて強い高齢者たちに不評だったと聞かされた。
筆者的には、そういう帰国子女たちは中途半端な環境で育った人種なのだから、日本の常識に慣れるまで仕方がないだろう・・、とあまり気に成らなかったが地元高齢者たちには相当問題だったらしい。
昨日このブログで投稿したCOP26へ行き、メディアの前でアピールした高校生たちではないが、なすべき義務を果たさず、本来やるべきことをせずに権利の主張だけまくしたてる・・という、日本古来の習慣・道徳・社会生活におけるマナーを守らない・・と言う風潮がごく一時期あったのは確かだろう。
筆者が現役時代勤めていた広告代理店にもこのICU附属高校卒業生が少なくなかったが、殆どはそういった極端な半端者ではなかったように思う。しかし女性には自己主張の強いタイプが多いには多かった様な気がする。あくまで個人的印象だが・・。
日曜日のTVでよく見かける評論家・作家の大宅映子さんなどもこのICU出身だし、最近就任したデジタル大臣の牧島かれん氏もここの出身者だ。
最近結婚された元皇族に関しても、伝統と品格ある学習院ではなく、こういった海外の常識が一般的な、インターナショナルなマナー、常識、心づもりがアタリマエの環境で育ってしまっては「皇族としての覚悟、判断力、他への配慮、奥ゆかしさ」を身に付ける事は出来なかったように思う。此処で学んだのは失敗だろうかと個人的には思うところ大だ。
皇族様であればそれなりの気品と常識を持っていただきたいと思うのは筆者だけだろうか?
まだ皇族の妹君はさらに輪をかけてこのインターナショナルで自由奔放な傾向が強いとメディア報道では言っているが、筆者的には情報が少なすぎてよく判らない。さあ、この先どうなるか?尊敬する皇室の方々が減ったり、変質していくのを見るのは辛いものがある。