一方で、ヤマセミがキャッチした獲物を横取りしようとトビが追いかけているシーンの画像も二度ほどご紹介した。
今日の場面は球磨川支流が本流へ流れ出て合流する打ち出し‥と呼ばれる場所に定住しているヤマセミのつがいの生態。
この打ち出し部分は自分のテリトリーである支流部の奥(=上流)から本流の様子を観察に来るのと同時に、その支流部へよそ者が入り込まないように見張っているものと思われる。
その支流打ち出し部は両岸から木々が支流の上に枝を伸ばしており、人間は近づけないような環境。逆に言えばヤマセミにとっては最高のシチュエーションなのだ。これを観察するには150m離れた対岸から観察するしかない。
いつもの定位置、支流の打ち出し部分のヤマセミつがい。
そこへ球磨川本流からトビが近づいていく。
縦方向で、このシーンのトビとヤマセミの距離は判らないが・・。
ワンカット次の段階で逃げの態勢に入っている。
トビが高い位置にいないので、襲われることはないと思っても猛禽類は嫌いなのだろう。
トビもヤマセミたちに何かしようとして接近したわけではないと推察する。
支流部の奥へ奥へと逃げ去るヤマセミのつがい。この後再び同じ場所へ戻ってきたのは約30分後だった。