猛禽類に出遭えることが多いエリアではあるが、今回もハヤブサとミサゴが待っていてくれた。手前の枝が被って撮影も観察も行いにくい条件下で、しばらくハヤブサを見守っていたが、一瞬目を離した隙に飛び立たれてしまった。
しかし、野鳥を観察・撮影し始めて10年、飛翔中の野鳥を目ざとく見つけるスキルが発達したのだろうか、気配を感じて何かが動く方に目を凝らすと猛禽類と思われる野鳥が高速で高度を下げてくるのがはっきりと見えた。
それが先ほどまで高い所の樹に留まっていたハヤブサだと気づくのに1秒はいらなかった。スーッと球磨川沿いに降りるところから500㎜望遠のファインダーで追う事が出来た。珍しく三脚にレンズを装着して観察をしていたのだ。
一旦留まった猛禽類はヤマセミなどと違って、そう簡単に飛び立たないので、三脚を使うことが多いのだ。
獲物をしっかりと見据えた感じで、高速滑空が続く。
北海道でオジロワシが雪中の獲物に掴みかかった際と同じポーズだ。
何かを足で押さえつけてしばらく周りをキョロキョロしていた。
片方の足で水中の何かを抑え込んで、口には何かを頬張っている。
幾度か足で抑えた獲物らしきものを食べる様子が見て取れた。