気象庁やNHKは盛んに「命を守る行動を」とか「数十年に一度の・・・」あるいは「今までに経験したことがない程の・・・」などと繰り返していたが、気持ちは判るが、あまりに具体性に欠けるアピール、アドバイスだと以前から思っていた。
連呼するほうは一生懸命なのだが、受け手側はなかなかその意を解せなくて困っているのではないだろうか?単純に「命を守る行動」って、海岸付近や河川の傍、高台、崖を背負った山間部、都会の高層マンションなどケースバイケースで状況はすべて異なるはずだ。それぞれに応じた具体的な事例を2~30件、現在居る場所や住んでいる家の状況・構造により分類して、説明してほしいのだが無理だろうか?聴いているのは理解力のハッキリとした大人ばかりではなかろう?
例えば、外へ出た途端、今回のラグビーワールドカップの出場選手でも体ごと飛ばされるような~強い風とか、昨年の大阪を襲った台風のように空荷の軽自動車が巻き上がって飛んでくる・・・。などの具体的比較が出来る説明が理解しやすいのではないだろうか?
気象庁の特別記者会見と言っても、毎回具体的な話は何一つないし要約すると「最大限の注意を払う様に」と言っているだけに等しいのではないだろうか?少し意地が悪いかもしれないが、まるで「気象庁としては危険は十分告知しましたよ!」と言うアリバイ作りのように思えて仕方がない。
さらには、特別警報発令!と騒ぐが、役所的・関係者的には今までの警報とは違って区別・分類できるのだろが、聴いている方からすると「だから何なの?何がどう違うの?」状態であることは間違いない。筆者も頭が悪いのだ、申し訳ないが未だによく判らないのだ。そこで少し調べてみた。
ここに詳しく出ていたが、今までこれらをしっかりと認識していなかったというか知らなかった。FB友達に訊いてもきちんと知っている人はほとんどいなかった。永年広告代理店に勤務経験があり、ほぼ毎日ネットで長時間色々な情報を得ている筆者ですら、この説明サイトに到達していなかったのだからPRが充分だとは言えないだろう。
しかし、TVや気象庁は国民すべてが既に「特別警報」を周知しているかのように「発令!」連呼するがイマイチ理解されていないように思う。
このあたり、今後の危機情報伝達・アピール方法に関して要検討だと思うが如何だろう?このような状況下では、静かにヤマセミのこの時期の行動・生態などを想い出すしかないと思い、過去にも掲載した秋のヤマセミつがいの行動画像をリクエストに応じて再びご紹介しようと思う。
この時期、ヤマセミは来シーズンのペアリング、と言っても生きている限り同じ相手とつがいを組むヤマセミなので、特段改まったカップリングへ向けてのディスプレイや自己アピールはないと思うのだが、わりに頻繁に一緒にペアで高高度を飛び回る姿を目にすることが出来る。
それに合わせて、以前遠くに台風が在る際の夕焼けの凄さを撮影していた。球磨川~不知火海の色鮮やかな夕焼け画像をご紹介したい。
全て海から直線で20㎞離れた人吉市での台風を遠くにした日の夕焼け。
今回の台風19号の影響で熊本県葦北郡芦北町にお住いの野坂屋旅館田中正一さんが素晴らしい夕陽を投稿されているので、ぜひこちらもご覧いただきたい。夕陽以外にも田中さんの撮影する画像にはいつも癒され続けている。
https://www.facebook.com/nozakaya910/posts/2390845774362288