それが人吉市に来てヤマセミを観察するようになって、目の前を幾度も行きかう姿を目撃する様になって認識を変えた。実はササゴイは非常に多く人吉市内の球磨川に生息しているようだ。ある意味ゴイサギより多いかもしれない。
撒き餌漁法で採餌する事で有名だが、他の野鳥も同じような事をする事は既にあちこちで言われているし、なんと有史以前の恐竜の多くに羽毛が生えている事実が判った現在、恐竜の祖先に近い種では撒き餌漁法で魚をおびき寄せ捕えていた。
これはウソでも何でもない。まさにその場面をNHKスペシャルの「恐竜超世界 第1集・見えてきた!ホントの恐竜」で放送していた。
そういう特徴のあるササゴイなのだが、動き含めてその生態は非常に不思議な野鳥だ。常に誰かに見張られているのではないだろうかと用心したような動作で印象深い。地上にいる場合はノソノソ、時にはソローリ、ソローリと動く。飛び方も何処となくゆっくりとした羽ばたき方で他のサギ類とも違う、そんな特徴ある野鳥で興味深いのだが皆さんは如何だろう?
球磨川支流にいくつかある堰にササゴイを良く見つける事が出来る。
ある朝、日の出直後の球磨川中央をササゴイ2羽通過の模様。
ヤマセミに集中していると、時々似たような動きをするササゴイに惑わされる事がある。
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人吉市ではこのようにアオサギ、ダイサギ、と一緒に結構な高度の上空を飛ぶ姿を目撃する事が出来る。